国際宇宙ステーション(ISS)の第32次/第33次長期滞在クルーである星出宇宙飛行士は、ISS長期滞在に向けた訓練を継続しています。
ドイツにある欧州宇宙機関(ESA)の欧州宇宙飛行士センター(European Astronaut Centre: EAC)では、欧州補給機(Automated Transfer Vehicle: ATV)の運用に関わる訓練を行いました。
ESAでの訓練を終えた後、ソユーズTMA-03M宇宙船(29S)で飛行する第30次/第31次長期滞在クルーのバックアップクルー(交代要員)でもある星出宇宙飛行士は、ロシアへと移動し、29Sのプライムクルーに代わって飛行することになった場合でも対応できるよう、万全の準備を整えました。
ガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)にて、星出宇宙飛行士ら3名のバックアップクルーは、ソユーズ宇宙船のシステムや飛行フェーズ毎の運用について確認したほか、ISSのロシアモジュールのシステムについての復習、ISS滞在時の日課となる作業のシミュレーションなどを行いました。
11月29日と30日には、プライムクルーとバックアップクルーに分かれ、ソユーズ宇宙船とロシアモジュールの総合的な運用スキルを評価する1日がかりの最終評価試験を1日ずつ交代して行い、見事、試験に合格しました。