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JAXA宇宙飛行士活動レポート

JAXA宇宙飛行士活動レポート 2010年9月

最終更新日:2010年10月29日

JAXA宇宙飛行士の2010年9月の活動状況についてご紹介します。

宇宙飛行士候補者訓練

油井、大西、金井宇宙飛行士候補者は、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)を中心に米国での宇宙飛行士候補者訓練を継続しています。

3人は、各々のスケジュールに沿って国際宇宙ステーション(ISS)のシステムと、船外活動に関わる訓練を実施しました。T-38ジェット練習機での飛行訓練と語学訓練も継続しています。

油井宇宙飛行士候補者は、ISSで急減圧や空気汚染が発生した際の対応手順について講義を受けたほか、ISSで生活していく上で重要となる食事の準備方法やトイレの使い方などについて学びました。また、無重量環境訓練施設(Neutral Buoyancy Laboratory: NBL)のプールで船外活動訓練を行い、安全性や効率などを判断しながら船外活動作業を進めていく訓練を行いました。油井宇宙飛行士候補者は、9月で宇宙飛行士候補者(AStronaut CANdidate: ASCAN)としての船外活動訓練を終えました。

大西宇宙飛行士候補者は、T-38ジェット練習機での飛行訓練において、システムの異常や天候の変化を想定し、前席のパイロットと協調して事態の分析を行い、問題を解決する訓練を行いました。

金井宇宙飛行士候補者は、ISSの空調システムや水の管理方法および水再生システム、電力系統の故障や空気漏れが発生した際の対処方法、ISSの姿勢制御システムなどについて学びました。船外活動に関わる訓練では、訓練用の船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)を着用して初めてNBLのプールで船外活動訓練を行ったほか、「クエスト」(エアロック)に装備された船外活動の関連機器の使用方法について確認しました。


写真:NOLS訓練の様子

NOLS訓練の様子(出典:JAXA/NASA)

また、3人は、他のASCANメンバーとともに米国ユタ州にて、野外リーダシップ(National Outdoor Leadership School: NOLS)訓練を行いました。NOLS訓練とは、宇宙滞在に似たストレス環境下で実施される訓練で、宇宙飛行で重要な自己管理やリーダシップ、フォロワーシップなどのチームワーク、状況に応じた判断方法などを理解・習得するための訓練です。訓練中は、参加したメンバーの中で毎日リーダを交替し、全員で協力しながら野外生活を送りました。

そのほか、油井、大西両宇宙飛行士候補者は、施設現地研修の一環でNASAグレン研究センター(GRC)とカナダ宇宙庁(CSA)を訪れ、施設や事業内容について理解を深めました。


NASAでの宇宙飛行士候補者訓練は、順調に進んでいます。ユタ州で行われたNOLSでの野外訓練では、不自由な生活環境の中で、グループとしてさまざまな活動を行い、リーダシップやフォロワーシップなど、宇宙飛行士として必要な資質を鍛えることが出来ました。環境が厳しくても、人間関係が良好であれば、安全・効率的かつ楽しく任務を遂行できる事を実感できた事が、とても大きな収穫でした。

古川宇宙飛行士のISS長期滞在に向けた訓練

国際宇宙ステーション(ISS)の第28次/第29次長期滞在クルーである古川宇宙飛行士は、筑波宇宙センター(TKSC)にて、第26次/第27次長期滞在クルーのバックアップクルーとして、「きぼう」日本実験棟の運用や「きぼう」で行う実験、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)に関わる訓練を行いました。


写真:「きぼう」ロボットアームの操作訓練を行う古川宇宙飛行士(手前)とNASAのキャスリン・コールマン宇宙飛行士(奥)

「きぼう」ロボットアームの操作訓練を行う古川宇宙飛行士(手前)とNASAのキャスリン・コールマン宇宙飛行士(奥)(出典:JAXA)

「きぼう」の運用に関わる訓練では、「きぼう」運用管制チーム(JAXA Flight Control Team: JFCT)と連携して、「きぼう」ロボットアームで曝露実験ペイロードを移設する運用を模擬したシミュレーション訓練を行いました。そのほか、「きぼう」船内実験室内でのラックの設置方法や移設方法、軌道上で行う機器のメンテナンス作業について確認しました。

実験に関わる訓練では、温度勾配炉(Gradient Heating Furnace: GHF)の概要を学び、GHFで実施する「微小重力下におけるTLZ法による均一組成SiGe結晶育成の研究(Hicari)」について、研究代表者であるJAXA宇宙科学研究所の木下恭一主幹研究員から実験の概要について説明を受けました。また、GHFのモックアップ(実物大の訓練用模型)を使用して、軌道上でクルーが行う試料カートリッジの交換方法などの作業を確認しました。この軌道上作業の訓練の模様は、報道関係者らに公開されました。そのほか、多目的実験ラックの概要も学び、ラックの設定方法や起動方法について訓練を行いました。

HTVに関わる訓練では、軌道上でクルーが行う物資の移送作業や、火災・急減圧・空気汚染・漏電などの異常が起きた場合の対処方法について訓練を行いました。

TKSCでの訓練後、米国に戻り、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)では、HTVをISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)で把持する運用について、シミュレータを使用して訓練を行いました。長期滞在をともにするマイケル・フォッサム宇宙飛行士と訓練に臨み、古川宇宙飛行士は、手順書の確認や外部カメラの設定などを行い、SSRMSを操作するフォッサム宇宙飛行士を支援しました。

そのほか、人体研究(Human Research Facility: HRF)ラックに搭載された超音波検査装置を用いた検査の実技や、バーチャルリアリティ(VR)システムを使用した船外活動訓練などを行いました。

古川聡宇宙飛行士
JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

写真:HTVの把持に関わるSSRMSの操作をシミュレータ上で確認する古川(奥)、マイケル・フォッサム(手前)両宇宙飛行士

HTVの把持に関わるSSRMSの操作をシミュレータ上で確認する古川(奥)、マイケル・フォッサム(手前)両宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)


写真:超音波検査装置を用いた検査の実技を行う古川宇宙飛行士

超音波検査装置を用いた検査の実技を行う古川宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)


写真:VRシステムを使用した船外活動訓練を行う古川宇宙飛行士

VRシステムを使用した船外活動訓練を行う古川宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

ISS長期滞在ミッション報告会

写真:太子町の報告会にて、会場から寄せられた質問に答える野口宇宙飛行士

太子町の報告会にて、会場から寄せられた質問に答える野口宇宙飛行士(出典:JAXA)

野口宇宙飛行士は、京都府京都市にて、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在をともにしたNASAおよびロシアのクルーとともにISS長期滞在ミッションの報告会を行いました。

京都市のミッション報告会で、野口宇宙飛行士は、プログレス補給船の到着やロシアの船外活動、科学実験やメンテナンス作業など、クルーがミッション中に行った活動の様子を紹介しました。ミッションの解説のほかに、パネルディスカッションが行われ、京都大学の宇宙総合学研究ユニットが行っている将来の宇宙活動に向けた取組みや、人文社会科学の視点でどのような取組みが必要になるのかなど、さまざまな角度から議論が行われました。

また、野口宇宙飛行士は、兵庫県の神戸市と、幼少時代を過ごした兵庫県の太子町にて、単独でISS長期滞在ミッションの報告会を行いました。報告会では、ミッション中の映像や写真を交えながら、ミッション中に行った活動について紹介しました。

野口聡一宇宙飛行士
JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

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