油井、大西、金井宇宙飛行士候補者は、米国での宇宙飛行士候補者訓練を継続しています。
3月から4月にかけて、国際宇宙ステーション(ISS)に関わる訓練を中心に、T-38ジェット練習機を使用した飛行訓練やロシア語の訓練を行いました。
ISSに関わる訓練では、ISSの電力システムや、データ・ビデオ・音声データなどを伝送する通信システム、機器の温度を適正に保つための熱制御システム、船内でクルーが生活するための環境を提供する環境制御・生命維持システムなどの主要なシステムについて訓練を行いました。その他にも、ISSで行われている実験、ISSの構造や機構、ISSの運用モードや軌道・姿勢の制御方法、ISSで使用されている運動器具、物資の管理システムなどについて学び、ISSに関する知識を深めました。
また、船外活動やロボットアーム操作に特化した訓練も各々のスケジュールで進めています。3人はその他に、宇宙環境が人体に与える影響を研究する宇宙医学や、地質学、天文学の講義も受けました。
4月のSTS-131ミッション期間中には、訓練の合間を縫って、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)に集まった記者らに対し、訓練状況の報告会を行いました。