宇宙ステーション補給機(HTV)、「きぼう」日本実験棟訓練
星出、山崎両宇宙飛行士は、日本に一時帰国し、筑波宇宙センター(TKSC)にて、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)に関わる訓練を行いました。
HTVの訓練では、HTVの機器の操作や、クルーが関わるHTVの作業、異常発生時の運用について学びました。
山崎宇宙飛行士は、「きぼう」日本実験棟に関わる訓練も行い、「きぼう」のシステムやロボットアーム操作の知識・技量の維持向上のほか、「きぼう」での日々の運用作業、船内実験室内の機器の収納場所の確認、実験装置やハイビジョン伝送システム(High Definition TeleVision transmitting system: HDTV)の操作について訓練を行いました。
また、星出宇宙飛行士は、STS-127(2J/A)ミッションクルーの「きぼう」の訓練に立ち会いました。
星出宇宙飛行士は、STS-127ミッション中、NASAで国際宇宙ステーション(ISS)との交信担当(Capsule Communicator: CAPCOM)を務めるため、地上でクルーをサポートできるよう、クルーの作業を熟知する目的で訓練に立ち会いました。
STS-127ミッションクルーの訓練は、「きぼう」ロボットアームの訓練が中心に行われ、STS-127ミッションで実施される衛星間通信システム(Inter-orbit Communication System: ICS)の曝露系サブシステム(ICS Exposed Facility subsystem: ICS-EF)と全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)を船外パレットから船外実験プラットフォームに移設する訓練などが行われました。
その他に、可搬型管制端末(System Laptop Terminal: SLT)を使用した船外実験プラットフォーム側装置交換機構(Exposed Facility Unit: EFU)や、船外実験装置取付け機構(Payload Attachment Mechanism: PAM)、船外実験プラットフォーム結合機構(Exposed Facility Berthing Mechanism: EFBM)の操作などについても訓練が行われました。
星出宇宙飛行士は、2J/Aミッション中、若田宇宙飛行士含む2J/AおよびISS長期滞在クルーとの交信担当として、ミッションの遂行をサポートします。