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基礎訓練レポート 2000年 9月

 宇宙飛行士候補者が行った9月の主な訓練についてご紹介します。

「きぼう」日本実験棟運用訓練
 宇宙飛行士候補者は、きぼうの運用方法を理解するために筑波宇宙センターで船内実験室トレーナやきぼうシステムトレーナを使用した訓練を行いました。
 船内実験室トレーナとは、きぼうの船内実験室内部の構成、配置などに関する知識を習得するために開発された実物大の模擬設備で、実機を模擬したレイアウトになっており、配管やバルブ類、消火器、通信装置などが備わっています。この設備を使って、きぼう内の基本構造や配管やバルブの位置などを学びました。
 また、実際のきぼう内で使われるラップトップコンピュータを模擬したきぼうシステムトレーナを用いた訓練も行いました。きぼうの中では、機器に対する制御信号の送信や計測・制御データの確認は主にラップトップコンピュータを用いて行います。今回は、きぼうの操作の仕方や、異常になった場合のメッセージの現れ方について習得しました。

船内実験室トレーナ
船内実験室トレーナ内部

日本語メディア訓練
 宇宙飛行士候補者は、宇宙飛行士として取材の対応、講演、寄稿原稿作成などの広報活動を行う時に、伝えたいことをより効率的・効果的に伝えるための訓練を行いました。

講義風景



 基礎訓練レポート10月分は11月中旬に掲載予定です。お楽しみに。


最終更新日:2000年10月16日

 
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