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「きぼう」からの超小型衛星放出の利用促進活動が、2017年の ISS Research Awards(Innovation Award- Commercialization分野)を受賞!!

最終更新日:2017年7月21日

概要

"ISS Research Award" は、イノベーションの創出や顕著な成果等、国際宇宙ステーション(ISS)で素晴らしい成果を上げた研究を選定し、表彰するものです。米国のAAS(American Astronautical Society)が、NASAやCASIS(The Center for the Advancement of Science in Space: 米国のNPO法人)や各国際パートナーからノミネートされた候補より選び、毎年米国で開催されるISS R&D Conference(NASA, AAS, CASISが主催するISSの様々な活動を紹介するイベント)の中で表彰しているものです。

2013年から毎年行われ、2016年までに計40件が表彰されています。日本の実験では2014年、2016年に引き続きの受賞となりました。2017年は計8件が新たに選ばれ、日本はJAXAの「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出が、米国ナノラック社の活動と合わせて受賞しました。

米国のISS科学研究・技術開発が中心の中で、日本のJ-SSODが表彰されることは、日本のISS利用にかかわる活動のレベルの高さを示すものです。

受賞名: JEM Small Satellite On-orbit Deployer(J-SSOD)
受賞者: 松本邦裕、和田勝、赤城弘樹、佐藤崇行 (JAXA/J-SSODチーム)
受賞理由: (現地情報より、JAXAがまとめたもの)

JAXAが開発した「J-SSOD」(小型衛星放出機構)は、ISSの「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出を通じて、ISSにおける新たな利用を開拓し、ビジネスや国際協力の可能性を拡げました。特に、アジア地域をはじめとして打上げ手段を持たない国にISS利用の機会を提供し、キャパシティビルディングを促進する重要な役割を担いました。

その実績として、JAXAは、フィリピン共和国初の国産衛星「DIWATA-1」の放出を成功させました。「DIWATA-1」の開発は、東北大学、北海道大学、フィリピン科学技術省(DOST)が共同で行い、JAXAはISS軌道への打ち上げと衛星放出を担当しましたが、この4者の協力により、フィリピンの宇宙開発の歴史の中で、日本とフィリピンとの緊密な協力関係を構築したのです。さらに、JAXAは、2015年以降、開発途上国の宇宙技術の向上を促進するために、国連宇宙部(UNOOSA)と協力してCubeSatの利用機会を提供しています。

こういった活動を通じて、今回、JAXAの超小型衛星放出(J-SSOD)がアジア諸国や世界の宇宙利用の拡大・向上への貢献として、評価されました。

授賞式の様子

授賞式の様子、2017年7月20日(木)@米国ワシントンDCにて(出典:JAXA)

同時受賞した、ナノラック社Michael Lewis氏とJAXA有人宇宙技術部門 松本邦裕氏(出典:JAXA)

受賞者の喜びの言葉

JAXAの受賞コメント(松本邦裕氏による)

この度は国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」からの小型衛星放出が商業化や国際貢献につながるものとして評価され、ナノラックス社とともに栄えあるアメリカ宇宙航空学会のISS R&D会合において、ISS Research Awardsの革新賞を頂くことになり、大変嬉しく思っております。2012年にJAXA職員の発案によりエアロックとロボットアームを使った新しい利用形態が拓かれ、技術実証を行い、現在、ナノラックス社とあわせて198機の小型衛星が放出されるまでになりました。この成功はこれまで超小型衛星放出に携わってきたJAXAメンバー、運用チーム、戦略パートナー、NASAの支援により達成できたものであり、関係者の皆様に感謝の意を表したいと思います。超小型衛星放出は九工大、北大、東北大とのパートナーシップ契約のもと、アジアや新興国などの人材育成により、宇宙開発を後押しするものであり、国際貢献により日本のプレゼンスを発揮しているところです。また、日本の技術力が商業化につながり、最終的には日本の企業による事業化や今後の商業ステーションでの中核事業として超小型衛星放出がスタンダートになっていけるよう今後も活動してまいります。

 
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