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6月1~2日にかけ、種子島宇宙センター(TNSC)において報道関係者向けに宇宙ステーション補給機「こうのとり」6号機(HTV6)へ、ISS用のバッテリを搭載する作業と水充填装置の公開が行われました。
ISSは、太陽電池で発電した電気をバッテリに充電し日影の間はバッテリの電力に頼っています。このISS全体を賄うバッテリは米国製のニッケル水素バッテリが使用されていますが、寿命に近づいているため、日本製のリチウムイオン電池を使用した新型バッテリに交換することになっています。
今回「こうのとり」6号機で運ぶバッテリは、(株)GSユアサのリチウムイオン電池を使用した新型バッテリでおよそ10年の寿命があります。
現在ISSに搭載されているバッテリは48個で、新型バッテリでは24個で賄うことができます。 今回は「こうのとり」6号機で6個(250kg/個)のバッテリを運び、今後9号機までで残り18個を運ぶ予定です。
現在、ISSのバッテリを輸送できるのは、「こうのとり」のみです。
また、同時に「こうのとり」6号機でISSに飲料水を運ぶための水バッグへ、水を充填する装置も公開されました。
既に、種子島の水が水充填装置を通して水バッグに充填され、水バッグ30個(計600リットル)が「こうのとり」6号機の補給キャリア与圧部に搭載されています。
このようにISSバッテリや飲料水の輸送など、「こうのとり」をはじめとして日本の有人宇宙開発は、ISS運用の根幹を支えています。
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