ジョンソン宇宙センターNBL にて船外活動訓練終了後、 訓練用宇宙服を脱ぐ土井MS

KSCでのSTS87クルー

コロンビア号の打上げ

　土井宇宙飛行士は打上げまで以下のスケジュールで訓練を行う予定です。打上げに向けて着々と準備を整えています。なお日付は、アメリカの日付となっています。

１１月６日（木）

ＮＡＳＡジョンソン宇宙センターのNBL（Neutral Buoyancy Laboratory：無重量環境訓練施設）で、実際に宇宙で行うEVA作業のタイムラインにそった形のEVA（Extravehicular Activity：船外活動、通称「宇宙遊泳」）訓練の７回目を行います。このタイムラインにそった形の訓練はこれが最後となり総仕上げとなります。

１１月７日（金）

医学検査を行います。また、”Final Flight Data File Review”と呼ばれる、実際に宇宙で使用するチェックリストの最終確認を行ないます。

１１月１０日（月）

NBLで非常事態が発生した場合に行うEVAの訓練を行います。
また、エア・ベアリング・トレーナ*と呼ばれる設備で、EVAで使用するクレーンや大型ORU（Orbital Replaceable Unit:軌道上交換ユニット）の操作の訓練を行います。

*定盤上に空気を吹き出すことによって摩擦を極力なくし、２次元方向のみ軌道上と同じ操作感覚を得る設備です。

１１月１２日（水）

Fixed Baseとよばれるシャトルシュミレータで訓練を行います。その後、この日の夜からQUARANTINEというクルー専用宿舎に入ります。この中では、睡眠、食事等の時間が細かく決められています。

１１月１３（木）

シャトルミッションシミュレータで帰還の模擬訓練を行います。

１１月１４日（金）

シャトルミッションシミュレータで打上げの模擬訓練を行います。

１１月１６日（日）

クルー一同、スペースシャトルが打上げられるケネディスペースセンター（ＫＳＣ）に移動します。

１１月１７日（月）〜１８日（火）

打上げの最終準備をおこないます。

１１月１９日（水）

米国東部標準時間１１月１９日１４時４６分（日本時間１１月２０日０４時４６分）、スペースシャトル「コロンビア号」（ＳＴＳ−８７）が打上がります。