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最終更新日:2015年5月25日
宇宙での寿命の変化を線虫を用いて調べる
「宇宙環境における線虫の老化研究」

代表研究者

本田 陽子
Yoko Honda

東京都健康長寿医療センター研究所
老化制御研究チーム 健康長寿ゲノム探索グループ
専門:基礎老化学、分子生物学

共同研究者
本田修二 東京都健康長寿医療センター研究所 老化制御研究チーム 健康長寿ゲノム探索グループ
東谷 篤志 東北大学大学院生命科学研究科 教授
門田 裕志 Emory University,  Department of Pathology   Research Associate
松永 洋平 Emory University,  Department of Pathology  Postdoctoral fellow
石岡 憲昭 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 学際科学研究系 教授
東端 晃 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 ISS科学プロジェクト室 主任開発員
白川 正輝 宇宙航空研究開発機構 有人宇宙技術部門きぼう利用センター 主幹開発員
矢野 幸子 宇宙航空研究開発機構 有人宇宙技術部門きぼう利用センター 主任開発員

TOPICS:

【Watching Worms Will Help Humans Age More Gracefully】
本実験がNASAのウェブサイトで紹介されました。

【宇宙実験サクッと解説:線虫の寿命の変化って?編】
宇宙実験調査団のピカルが物知りハカセに突撃取材しました。宇宙での寿命の研究について徹底的に解剖します。

【宇宙実験リポート】
「きぼう」日本実験棟での実験の実施状況をお伝えします。

LINKS
【健康長寿医療センター研究所 健康長寿ゲノム探索研究ホームページ】


実験の背景
JAXAと健康長寿医療センター研究所のチームは、これまでにモデル生物である線虫(センチュウ)を用いた宇宙実験、International C. elegans Space Experiment 1: ICE-First 2004に参加し、宇宙ステーションに滞在した線虫で不活性になった7遺伝子を見出し、これら遺伝子を働かなくさせた線虫の寿命が通常の線虫より長くなることを世界に先駆けて示しました。本実験はこれまでの研究を発展させた実験です。

実験の目的
老化の速度や寿命は遺伝的な要因とともに環境に応答して決まると考えられています。微小重力環境が生物の老化過程に与える影響を明らかにするため、線虫を用いて、宇宙環境における線虫の寿命を計測するとともに、遺伝子発現の変化を解析します。

実験内容
「きぼう」日本実験棟で、2種類の線虫を培養します。CCDカメラ付きの装置で録画した動画を地上に伝送し、線虫の動きを観察します。線虫を最大70日、ほぼ動かなくなるまで観察してその動きから老化の速度を計測します。培養した線虫は凍結して地上に回収します。宇宙で十分な数の線虫を凍らせて、変性しないよう凍結状態で保存し、地上に持ち帰ってから遺伝子の発現、タンパク質の量を調べて、寿命の変化の原因を明らかにします。

ここがポイント!
本実験により宇宙環境に長期間滞在することにより、線虫の老化速度と寿命がどのような影響を受けるかが明らかとなります。宇宙で新しい老化制御遺伝子がみつかれば、それをもとにして老化を遅らせたり老化に伴って起こる病気の予防をするゲノム創薬のヒントが得られるかもしれません。

さらに詳細な説明
引用文献なども含めた実験説明をご覧いただけます。

知っていると自慢できる宇宙的基礎知識

本実験は、2015年4月19日、実験開始操作が行われました。


「きぼう」での実験ページへ

 
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