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宇宙環境は細胞を変える

「無重力」、「宇宙放射線」、「閉鎖空間」は宇宙環境の3大特徴です。これまで様々な宇宙実験によって、これらの特徴が生物に与える影響が解析されてきましたが、細胞の形態及びその遺伝子の働きに対する影響はあまり解析されていませんでした。この宇宙実験ではツメガエル腎臓・肝臓由来の培養細胞を閉鎖空間である国際宇宙ステーション(ISS)内で培養し、それらの形態の変化及び遺伝子の働きを解析することによって、無重力と宇宙放射線の影響を解析し、以下を明らかにしました。

  • 無重力が細胞の形態変化や遺伝子の働きに与える影響は僅かながら存在する。
  • 宇宙放射線による影響は無重力と比べて大きく、特に代謝関連・ストレスへの反応関連・発生関連・ガン化等に影響する。遺伝子の中で初期発生(受精卵が細胞分裂し次第に各器官が形成されていく初期段階)には重要であるものの大人になってからはガン化に関与する数種類が増えており、宇宙放射線とガン化の影響が示唆される。
  • 無重力と宇宙放射線は生物体に対して相乗効果を示す。
  • 打上げ時の影響により、血管新生、免疫反応系の遺伝子の働きが上昇した。
  • 臓器ごとの宇宙環境に対する応答性には大きな違いがある。

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