このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。
<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。
アポロ宇宙船が大気圏に再突入し、帰還する際、一時、地上との間の音声交信がとぎれ、どきどきされた方も多いと思います。
これは、大気圏再突入時に、空力加熱により高温になってオービタ周囲の大気が電離し、これにより形成されたプラズマでオービタが包まれて電波がさえぎられるために生じます。
空力加熱とは、物体表面に生じる高速空気の速度エネルギーが熱エネルギーに変換されることによって物体が温められる現象のことです。
現在のスペースシャトルでは、このように通信が切れてしまうことはありません。もちろん、スペースシャトルの下面にあるアンテナを使い、地上と交信を行う場合は同様の現象が生じますが、スペースシャトルの胴体上部にあるSバンドアンテナを使って追跡データ中継衛星(TDRS)と通信を行うことができますので、現在はこのような方式で帰還時にも飛行管制センターと交信を行っています。
しかし、軌道傾斜角の高いミッションの場合には一部発生します。
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency | SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約 |