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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #03-2

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第6次長期滞在クルー
2003年 1月10日(金) 午後 4時00分(米国中部標準時間)
2003年 1月11日(土) 午前 7時00分(日本時間)

 

国際宇宙ステーション(ISS)の組み立て・維持を行うための50回目の船外活動の準備が軌道上で続けられています。コマンダーのケネス・バウアーソックスとNASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティットが、米国中部標準時間1月15日午前6時30分(日本時間1月15日午後9時30分)にISSの外に出る予定です。

クルーは今週、6時間半におよぶ船外活動のためのスケジュールや手順の確認、工具のまとめ、宇宙服や「クエスト」(エアロック)の準備を行いました。船外活動では、バウアーソックスとペティットが、P1トラスの冷却用ラジエータを展開するためのロンチロックの取り外し作業、ISSの物資輸送モジュールがドッキングするための、「ユニティ」(結合モジュール1)の結合部の清掃作業を行う予定です。彼らはまた、将来、船外活動を行うクルーのため、CETA(Crew and Equipment Translation Aid)カートに作業用のライトと足場を取り付ける予定です。フライトエンジニアのニコライ・ブダーリンは、ISSの内部からバウアーソックスとペティットを支援する予定です。NASA TVでは船外活動の模様を1月15日午前5時(同1月15日午後8時)から放映する予定です。

バウアーソックスは、FOOT(Foot/Ground Reaction Forces)実験のデータを科学者に送りました。FOOT実験は、腕やお尻、ひざ、もも、足が無重量環境の中でどのように動くのか調べ、また宇宙飛行中にで骨や筋肉にどのような変化が起きるのか調べる実験です。バウアーソックスは、20個のセンサーの付いた特別なサイクリングパンツを着用し、腕にもセンサーを付け、1月7日の作業時間中を通して、電気インパルスを測定しました。

クルーは3人とも、無重量環境下の影響を調べる月例の肺機能検査を行いました。クルーは医療用コンピュータの肺活量測定装置に力強く息を吐きました。この検査はバウアーソックスとペティットにとっては船外活動前のデータ取得になり、気圧の低い宇宙服が肺機能に与える影響についても研究します。彼らは船外活動後にもこの検査を行う予定です。

1月9日にバウアーソックスとペティットは、ISSの熱制御システムの外部ハードウェアをカメラで外観検査するため、ISSの「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)の操作を行いました。彼らはカナダアーム2を移動させ、冷却剤を流す配管の断熱材やS1トラス、S0トラスを点検し、またP6トラスのラジエータの状態を見ました。地上の技術者は不具合がないか調べるため、この映像をよく調査する予定です。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://www.scipoc.msfc.nasa.gov/をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは1月15日の船外活動後に、あるいは何か進展のあった時点で発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2003/iss03-2.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年 1月15日

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