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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーションステータスレポート#00-16
2000年 4月 20日(木)午後 3時(米国中部夏時間)
2000年 4月 21日(金)午前 5時(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター

 予定では、来週の今頃は国際宇宙ステーション(ISS)は昨年のSTS-96以来初めての訪問者を迎えることになります。STS-101ミッションの幕開けとなるスペースシャトル・アトランティス号の月曜日の打上げ準備は着々と進んでいます。

 現在スペースシャトルの最終準備が進められています。明日、米国東部夏時間午後3時(日本時間4月22日午前4時)に、7人の乗組員がフロリダに到着する予定です。到着の様子はNASATVで中継されます。

 打ち上げカウントダウンは明日米国東部夏時間午後7時(同4月22日(土)午前8時)に開始され、5分間のロンチウインドウの開始時刻24日午後4時15分(同25日午前5時15分)まで続けられます。

 一方、軌道上の宇宙ステーションでは利用可能な4基のバッテリの最後の活性化作業(サイクリング)が完了し、来週水曜日のシャトルとのドッキングの準備が整いました。ランデブ・ドッキング、およびSTS-101のミッション期間中のメンテナンス作業に必要なシステムの状態は良好です。

 バッテリの活性化の外、ユニティモジュールの壁面を温める作業も行います。これはシャトルが到着する頃に壁面が適正な温度になっているようにするためで、月曜日のシャトル打上げの前に完了しておきます。

 カザフスタンのバイコヌール宇宙基地ではこの次にISSに取り付けるモジュール部品であるズヴェズダ・サービスモジュールの電気試験が完了しました。ズヴェズダはプロトンロケットに搭載して7月中旬に打上げられます。ISSはその約2週間後の7月下旬にズヴェズダとドッキングします。

 STS-101のコマンダはジム・ハルセルで、これにパイロットのスコット・ホロウィッツ、ミッションスペシャリストのメアリー・エレン・ウェーバー、ジェフ・ウイリアズ、ジム・ヴォス、スーザン・ヘルメス、そしてユーリ・ウサチェフが加わります。

 ISSの現在の軌道は遠地点が229マイル(368km)近地点が213マイル(343km)です。ステーションの軌道高度は1週間に1マイル(1.6km)から1.5マイル(2.4km)の率で低下しています。アトランティス号がドッキングしている間に、アトランティス号の軌道制御ジェットを噴射して、ISSの軌道を約19マイル(約30km)程上昇させます。実際に上昇させる距離はズヴェズダとのランデブに都合のよい高度になるように計算した上で設定されます。本日(4月20日)の正午時点でステーションは1998年11月の打上げ以来、地球を8095回以上周回しています。


 お知らせ:軌道上活動に関わるこの次のNASAステータスレポートはアトランティス号のSTS-101ミッション終了後の最初の木曜日(5月11日の予定ですが)に発行します。それまではISSに関する情報は、毎日のシャトル・ミッションコントロール・ステータス・レポートの中でお知らせします。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2000/iss00-16.html


最終更新日:2000年 4月 21日

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