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第4回船外活動手順開発試験/第3回WETS-EVA訓練


筑波宇宙センターの無重量環境試験棟(WET)で、2002年11月4日~22日の間、「きぼう」日本実験棟第4回船外活動手順開発試験が行われました。

また、第3回WETS-船外活動(EVA)訓練が、日本人宇宙飛行士を対象として、2002年11月4日から12月12日まで行われました。

 

船外活動手順開発試験とは
船外活動手順開発試験全景

「きぼう」日本実験棟の各要素は2006年から2007年に3回に分けてスペースシャトルで打ち上げられる予定ですが、「きぼう」組み立て作業にはロボットアームによる作業に加えて宇宙飛行士が行うEVAが必要です。

船外活動手順開発試験では、このEVAについて、EVA用工具の運搬や、打上げ時に「きぼう」各部を覆っていた断熱カバーの取り外し手順、宇宙飛行士の移動方法、それらの作業にかかる時間などの確認を行い、より効率の良い組み立て手順を確立することを目的とした試験です。

この試験では、筑波宇宙センターのWET内にある水槽(WETS)内に「きぼう」や関連機器のモックアップ(実物大模型)を沈めて、宇宙服(*)を着た宇宙飛行士が組み立て作業のリハーサルを行います。

* 水中で使用する宇宙服は、軌道上で使用する宇宙服の一部を水中用に改修したものです。

 

今回の試験内容

今回の試験では、若田宇宙飛行士およびNASAのパラジンスキー宇宙飛行士が被験者として、「きぼう」船内実験室と宇宙ステーション補給機(HTV)の一部モジュール(HTV 曝露パレット)に関して、EVAについての設計検証を行いました。

潜水回数は1日1回、潜水時間は3~4時間におよびます。

 

プレス公開

11月6日には、試験の様子が報道関係者に公開され、土井宇宙飛行士が宇宙服を着て試験を行い、古川宇宙飛行士による解説が行われました。

集まった報道陣
解説を行う古川宇宙飛行士
水槽へ入る土井宇宙飛行士
試験を行う土井宇宙飛行士とサポートダイバーたち

 

第3回WETS-EVA訓練

WETS-EVA訓練は、NASDAの日本人宇宙飛行士に対し、EVAに関する技術的知識の修得および技能の維持・向上を目的として行われる訓練です。

今回は、HTVや「きぼう」の水中モックアップを使い、それらに関連する作業の訓練が行われました。

訓練を行う古川宇宙飛行士
訓練を行う星出宇宙飛行士

 

 

最終更新日:2002年12月13日

 
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