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第3回「きぼう」日本実験棟船外活動手順開発試験

船外活動手順開発試験全景
 筑波宇宙センターの無重量環境試験棟で、2001年11月5日から26日まで第3回「きぼう」日本実験棟船外活動手順開発試験が行われました。
 11月12日には、試験の様子が報道関係者に公開され、若田宇宙飛行士が宇宙服(*)を着て試験を行い、角野宇宙飛行士による解説が行われました。
* 水中で使用する宇宙服は、軌道上で使用する宇宙服の一部を水中用に改修したものです。


「きぼう」日本実験棟船外活動手順開発試験とは
 
船内保管室のモックアップ
船外実験プラットフォームのモックアップ  
 
毛利宇宙飛行士もNASAのエンジニアと共にオブザーブダイバーとして参加し、水中で試験の様子を確認しました  
集まった報道陣
取材に答える角野宇宙飛行士
若田宇宙飛行士
試験を行う若田宇宙飛行士とサポートダイバーたち
宇宙服を着用する星出宇宙飛行士
試験を行う角野宇宙飛行士
 「きぼう」日本実験棟は2006年から2007年にかけて3回に分けて打ち上げられ、軌道上でスペースシャトルのロボットアームや船外活動によって組み立てられます。
 「きぼう」日本実験棟の組立てにかかる船外活動の作業手順は、NASDAが手順書を用意し、NASAはNASDAの協力を得て作業手順を仕上げることなっています。手順書には、船外活動用工具の運搬や、打上げ時に「きぼう」日本実験棟を覆っていた断熱カバーの取り外し手順、宇宙飛行士の移動方法、それらの作業にかかる時間などの、組立にかかわる作業順序の詳細が記述されています。
 この試験は、NASAへ提出する手順書について確認を行い、より効率の良い組立手順を確立することを目的とした試験です。
 無重量環境試験棟の水槽に「きぼう」日本実験棟のモックアップ(実物大模型)を沈めて、宇宙服を着た宇宙飛行士によって試験を行いました。
 前回の試験は、2001年2月上旬から2001年3月上旬に船内実験室および船外実験プラットフォームの組立フライトでの船外活動を想定して行いました。
 今回の試験では主に船内保管室の組立フライトでの船外作業の他、船外パレット、船外実験プラットフォームおよび実験ペイロードに関する船外活動保全手順の確認試験を実施しました。
 また、船内保管室と実験ペイロードに関する船外作業の確認も実施しました。
 なお、この試験では、船外活動で組立および保全作業などを行うことのある「きぼう」の機器について設計の妥当性を確認する設計確認試験も兼ねて行いました。

今回の試験内容
 今回の試験では、若田、古川、星出、角野宇宙飛行士およびNASAのタナー宇宙飛行士が被験者として、宇宙での組立て作業と同様の手順で主に以下の内容を確認しました。
 潜水回数は1日1回で、最大潜水時間は3時間におよびます。

手順確認として
  • 組立手順
  • 宇宙飛行士の移動経路、移動時間の確認
  • 宇宙飛行士が移動する際に使用するハンドレール(手すり)やハンドホールド(取っ手)などの配置の確認
  • 工具などの仮置き場の確認
  • 使用工具の選択の妥当性の確認
  • 協調作業の確認(船外活動は2人1組で行うことを前提としています)
  • 作業時間の確認
    など

設計確認として

  • 宇宙飛行士が移動する際に使用するハンドレール(手すり)やハンドホールド(取っ手)などの配置の確認
  • 軌道上交換機器(ORU)の運搬方法の確認
  • 船外活動インタフェース部(ボルト、断熱材ストラップ、コネクタ、ケーブルクランプなど)へのアクセス性
  • ラベル、インジケータなどの視認性
    など

今後の予定
 今回の試験で蓄積された船外活動手順に関するデータは、今後NASAジョンソン宇宙センターにある無重量環境訓練施設(NBL:Neutral Buoyancy Laboratory)で行われる「きぼう」日本実験棟関連の船外活動訓練手順に活用される予定です。
 このように「きぼう」日本実験棟打上げに向けて着々と準備が進められています。


最終更新日:2002年10月31日

 
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