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研究チームリーダ:木下恭一
(NTT基礎研究所主幹研究員) |
ふわっと’92宇宙実験で得られた
Pb1-xSnxTe結晶 |
InxGa1-xAs三元混晶は、光通信分野を中心とした利用に大きな期待があります。本研究では、微小重力を利用することにより、未だ均質組成単結晶が得られていない、波長1.3μm帯の基板結晶として期待されているIn0.3Ga0.7As近傍組成の単結晶の作製を通して微小重力利用の有効性を示します。
この実験の宇宙実験としての特徴は、無重力といえどもわずかに残存する微小重力による擾乱を排除した結晶育成です。即ち、微小重力の下で起こる対流の影響をも考えて濃度勾配を補充する試料から結晶成長を行う点です。 |