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宇宙環境の研究


「きぼう」船外実験プラットフォームは、視野が広い、高真空、宇宙放射線に直接曝されるなどの特異な環境を利用できる実験施設のため、内外の研究者の大きな期待が集まっています。

宇宙科学・天体観測

宇宙および太陽系の起源・進化、構造に関する科学的な探求活動は、対象となる天体を直接観測することが、最も有効な方法のひとつであり、分厚い地球の大気層の下部からの望遠鏡による観測は、極く限られた帯域での、所謂「大気の窓」を隔てたものです。1960年代以降、宇宙機の発展に支えられた、宇宙空間からの天体観測が、この制約を画期的に破り、新しい天文学の地平が拓かれ、新たな宇宙像が提供されるようになりました。日本では、宇宙空間での天体観測は宇宙科学研究所を中心に進められてきています。

現在、宇宙を観測する窓は可視光にとどまらず、電波から超高エネルギーγ線に至る電磁波の全領域、宇宙線、ニュートリノ、重力波まで拡大しています。この研究領域では、日本が主導的役割を果たしてきており、これらの活動を継続、発展させるため、21世紀に向けた観測計画が進められています。

ISSの完成により、「きぼう」の実験プラットフォームによる宇宙科学ミッションとして、搭載環境の特徴を活かした利用がされています。特に、ISSの軌道や姿勢などの環境条件に適合するものとしてX線天体の全天観測、宇宙線粒子の測定など観測ミッションとして行われています。

最終更新日:2015年 1月22日

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