縺薙ョ繝壹シ繧ク縺ッ縲驕主悉縺ォ蜈ャ髢九&繧後◆諠蝣ア縺ョ繧「繝シ繧ォ繧、繝悶壹シ繧ク縺ァ縺吶ゅΜ繝ウ繧ッ蛻繧後d蜿、縺諠蝣ア縺悟性縺セ繧後※縺繧句庄閭ス諤ァ縺後≠繧翫∪縺吶ゅ∪縺溘∫樟蝨ィ縺ョWeb繝悶Λ繧ヲ繧カ繝シ縺ァ縺ッ箴驛ィ縺梧ゥ溯ス縺励↑縺蜿ッ閭ス諤ァ縺後≠繧翫∪縺吶
 
JAXA繝医ャ繝励壹シ繧ク縺ク
 JAXA繝医ャ繝励壹シ繧ク縺ク螳螳吶せ繝繝シ繧キ繝ァ繝ウ繝サ縺阪⊂縺蠎蝣ア繝サ諠蝣ア繧サ繝ウ繧ソ繝シ繧オ繧、繝医槭ャ繝
 

NASDAデイリーレポート 戻る

土井宇宙飛行士スパルタン回収説明
日 時 11月3日14:30〜15:20 米国中部標準時間
場 所 Bldg.2 Room135
説明者 土井宇宙飛行士

土井説明:
 この席に座るのは約1年ぶりです。ここ(会見場)に来る前にMCCに寄り、スパルタンのチームと話をしました。(写真を指し示しながら)これが今回スパルタンが撮った白色光コロナグラフで撮った写真です。実験がうまくいってほっとしています。3時間前にシャトルの後部についているエンジンでTIバーンを実施しました。現在は14キロからかなり近距離に近づいています。今回はRバー接近という方法で接近しています。この方法はシャトルの腹を地球に向けてシャトルの上方にあるスパルタンにシャトルが徐々に近づいていくという方法です。重力の影響があるので接近の際にブレーキをかける必要がない、というメリットがあります。このアプローチはISSでも用いられる方法です。(画面を指し示しながら)この画面はスパルタンがシャトルとどの位離れているのかを示しています。クルーもラップトップパソコンを持っていて、同じ画面を見ています。今はブラウン船長がフライトデッキでシャトルを操作しています。

(以下質疑応答)
Q.今回シャトルはどういう姿勢をとっているのですか?
A.いろいろな姿勢をとっています。ミッション期間中ずっと同じ姿勢ということはありません。今はRバー接近中なのでお腹を地球に向けてスパルタンに近づいています。

Q.スパルタンに対する思い入れは何かありますか?
A.
87の時より、今の方がドキドキしています。前の時の方が落ち着いていました。先ほど立ち寄ったMCCのスパルタンのクルーは前回の時はどうもありがとうと言ってくれました。

Q.RMSが改修されたと聞きましたが。
A.
機構的に大幅に変わっていないはずです。

Q.Rバー接近について。
A.
重力によって自然にブレーキがかかるので、ブレーキ用のジェットを吹かす必要がなく、噴射ガスによって衛星を汚さない、というメリットがあります。


Q.ISSの場合はどういう状態で接近するのですか?
A.
太陽電池パドルが噴射ガスに弱いので、Rバー接近が採用されます。
 現在はブラウン船長がフライトデッキで天窓から外を覗きながら操縦しています。パイロットは今コマンダーの席に座っています。あとパラジンスキーかデュークがスピードガンでお互いの距離と速度を測っています。
 (画面を指し示しながら)今まさにRMSのエンドエフェクターで掴もうとしています。これで今掴んで固定しているところです。無事にスパルタンを回収できました。

Q.RMSを操作しているパイロットの腕は?
A.
彼はうまい。ゆれがありません。

Q.アームと手掴みとどちらが難しいのですか?
A.
それは手掴みの方が難しいです。手掴みの場合、ランデブと船外活動の2チームにクルーを振り分けなければなりません。船外活動には最低3人は割くので残り3人です。ランデブには最低4人必要なので、役割分担が重複することになります。また船外活動は最高で8時間しか出来ず、ランデブとタイミングを合わすことが困難です。また船外活動には危険も伴います。

Q.そうなると87の時の手掴みでの回収は高く評価されていいわけですね?
A.
そうですね。

Q.これからペイロードベイ(貨物室)に搭載するのですか?
A.
これから30分以内にペイロードベイに固定します。

Q.こういうシーンは向井さんは見ていないのですか?
A.
すべてフライトプランに書いてありますが、向井さんとグレンさんは食事時間なので多分見ていたんではないでしょうか。ランデブの時はフライトデッキは混雑していますが、後ろの方から多分見ていたはずです。

Q.今回のスパルタンの改良点は?
A.
衛星をアクティベートさせるソフトが改修されました。これまではスパルタンの状況を確認することが出来なかったが、今はすべて画面に表示されます。前回のように起動されない状態で放出されることはありません。地上でのトレーニングも前回は簡単でしたが、今回は徹底的にやっています。

Q.前回はチャウラの問題だったのですか?
A.
チャウラ個人の責任ではなく、我々クルーや地上も含め、きちんとチェックが出来ていなかった、ということです。

Q.アームの改良点は?
A.
前回はアームのカメラが白黒でコントラストが強くかなり見えにくかったが、今回はカラーになっています。

Q.前回を振り返って感慨は?
A.
シャトルミッションの中でも一番難しい仕事のひとつだったと思いますが、チームワークのおかげでうまくできました。あらためて良かったな、と思います。

Q.船外へ出る際に恐怖心はありませんか?
A.
それはありませんでした。地上で訓練を80時間もやっていたし、宇宙服も着慣れて最後は心地良くなっていました。

Q.日本人宇宙飛行士も5人を数え、かなり増えてきたと思いますが。
A.
85年に我々3人が選ばれてから13年。日本人の宇宙活動の領域がどんどん広がっていていいかな、と思っています。

Q.今回の向井さんの仕事振りについては?
A.
訓練で忙しく、あまりNASA-TVも見ていませんが、声も元気で快適に仕事をしているな、と思います。

Q.向井さんを見て、土井さんの次のミッションにかける意気込みといったものは?
A.
レディーファーストで今回は向井さん。次は我々男性陣です。

Q.グレンさんについては?
A.
訓練に耐えて、このように宇宙飛行を行って、すごいなと思います。今回のグレンさんの活躍を見て、誰にも宇宙に行けるチャンスがあると皆さん思われたんじゃないですか。個人的にも心強く思いました。
 (画面を指し示しながら)今スパルタンが無事にバーシングされたようです。

Q.今はどんな訓練を?
A.
今アームの訓練を始めたところです。JEMにアームがついているので有意義だと思います。

Q.訓練のメニューは自分で決めているのですか?
A.
NASAがヒストリーを管理しています。

Q.アームでものを掴むのはどの位難しいのですか?
A.
かなり難しいです。衛星とアームの面がずれていてはだめだし、アームを静止させないで近づけていかないとゆれてしまいます。

Q.先ほどドキドキすると言ったのは?
A.
アームというよりランデブについてです。やはり近づいていくというのは緊張を強いられる操作でありドキドキします。

Q.ブラウン船長について。
A.
彼はコマンダーとしては2回目の飛行で非常にベテランです。

Q.ISSについて、目前に迫っているという感じがしますか?
A.
FGBの打ち上げが迫っており、STS-88も着々と準備が進んでいます。サービスモジュールがまだテスト中で打上げスケジュールがはっきりせずもやもやしたところはありますが。


最終更新日:1998年11月30日(月)

戻る

JAXA繝医ャ繝励壹シ繧ク縺ク繧オ繧、繝医昴Μ繧キ繝シ