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NASDAデイリーレポート 戻る

11月 1日(日)米国中部標準時間 飛行4日目

 ディスカバリー号のクルーは、米国中部標準時11月1日6:35am(日本時間11月1日9:35pm)頃に目覚めました。クルーは毎朝、地上の管制センターのミュージックで目覚めます。今日は「This pretty planet」でした。

 宇宙での実験は順調に進んでいます。

 今日のメインイベントは、スパルタン衛星の放出でした。ロビンソン飛行士がロボットアームを使って米国中部標準時12:59pmに放出しました。飛行6日目にロボットアームで回収する予定です。取得したデータは、帰還後に地上で解析する予定です。

 スパルタンは、太陽コロナ層のメカニズムを調査するための衛星で、回収して繰り返し使用されています。昨年11月に土井宇宙飛行士が、船外活動をしてつかまえたのもこのスパルタン衛星です。

 スパルタンの放出後、ブラウン船長とグレン宇宙飛行士は地上との記者会見に参加し、「向井宇宙飛行士はパートナーとしてどうですか。」との質問に、グレン宇宙飛行士は「チアキはパワーがあって、自信もあって、パートナーとしてとてもやりやすい。いつも、ミセス・ニュークリアエナジーと呼んでます。」と答えました。

本日の向井さん
 植物実験やガマアンコウの実験を始め、マイクログラビティーグローブボックスを使った実験、日課のエクササイズを行います。また、今夜は、呼吸数、心電図等を測定するための装置を着用して睡眠実験を行います。

日本の実験状況
 海水型水棲動物実験装置(VFEU)からガマアンコウが入っている2つのフィッシュパッケージ(水槽)を引き出し、加振を行いました。この加振は魚の無重力状態と加振時の加速度がかかっている状態との神経電位の変化を見るために行われるものです。
 2匹とも神経信号のデータは取得されています。

 植物実験「植物の電場及び重力への応答(BRIC-RT)」の試料に電場をかけました。

本日の向井宇宙飛行士の食事(予定)
朝食 昼食 夕食
ドライピーチ(IM)
グラノーラ バー(NF)
リンゴ(FF)
マッシュルームスープ(R)
ココア(B)
チキンコンソメスープ(R)
ドライビーフ(IM)
スパゲッティミートソース(R)
イタリア風温野菜(R)
ショートブレッドクッキー(NF)
ストロベリードリンク(B)
レモネード(B)
シュリンプカクテル(R)
フランクフルト(T)
マカロニとチーズ(R)
サヤインゲンとマッシュルーム(R)
フルーツカクテル(T)
チョコレート(NF)
アーモンド(NF)
レモネード(B)

I:加熱 IM:半乾燥状態 FD:フリーズドライ R:水を加えて調理する
NF:自然状態でパック B:飲み物 FF:生鮮 T:熱安定化
放出前のスパルタン衛星
地上との記者会見に参加する
グレンとブラウン
記者会見地上会場(JSC)

*****


日本人記者会見で実験の説明をする石川代表研究者
上田代表研究者

ウエイクアップコール*
 クルーはTom Chapinの「This Pretty Planet」により目覚めて本日の活動を開始しました。本日の曲はリンゼイ操縦士に向けられたものです。

*ウェイクアップコール
 このウェイクアップコールは長年続けられている恒例の儀式です。ミッション期間中毎日、クルーはNASAが用意した様々な音楽で目覚めます。曲はクルーにちなんだものが選ばれています。

最終更新日:2003年5月26日

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