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NASDAデイリーレポート 戻る

1998年10月15日(木) (米国東部夏時間)
共同記者会見


 10月15日にジョンソン宇宙センターにて、クルー全員の共同記者会見が行われました。記者会見の前半は各クルーが自分の任務について説明し、後半に質疑応答が行われました。質疑応答ではグレン宇宙飛行士に多くの質問が集中して13件、船長に3件、他のクルーに1件づつという状況でした。

 向井宇宙飛行士への質問は、グレン宇宙飛行士やスペインの最初の宇宙飛行士であるペドロ・デューク宇宙飛行士と一緒に飛行することについての感想を求めるもので、向井宇宙飛行士は「大変名誉なことと思います。」という主旨の回答をしました。

 この記者会見において向井宇宙飛行士は自分の任務について次のような説明をしました。
 「スペースハブやミッドデッキでいくつもの実験を行います。それらには、ガマアンコウや植物実験があります。地上では1G(ジー)以上の環境は実現できますが、1G未満の環境を作り出すことはできません。音について試験するときには無音響環境が必要であり、光について試験するときには暗室環境が必要であるように、重力の影響について試験するときにはゼロG環境が必要です。スペースシャトルによる飛行はその環境を与えてくれるのです。宇宙で再び働けるのを楽しみにしています。そして、人々に宇宙への関心を持っていただくのにお役に立てれば幸いと思っています。」


日本の取材陣向け記者会見

 共同記者会見の後、日本メディア向けに向井宇宙飛行士の記者会見が開催され、次のような質疑応答が行われました。

Q1:人々に宇宙への関心が薄れてきたように思われますが、日本の3人の草分け宇宙飛行士の1人として、コメントをいただきたい。
向井:
 人間が飛ぶことよりも宇宙で仕事をすることのほうに興味が移ってきているのではないでしょうか。微小重力の素晴らしさ、自然に対する驚きや興味を皆さんと共有したいと思います。

Q2:アメリカのヒーローのグレンさんに注目が集中しているようですが。
向井:
 老化についてはグレンさんが選抜される前から、ニューロラブの一部の科学研究対象として位置づけられていました。STS-95にはハッブル宇宙望遠鏡の修理のためのテスト、スパルタンなど幅広い科学目的が予定されています。STS-95は国際宇宙ステーション(ISS)建設開始前の最後の科学目的のミッションです。このあとは、ISSの建設だけになってしまします。

Q3:関心が高すぎて、やりにくくはありませんか。
向井:
 クルーは全員がプロです。タイムライン(時間割)に従って実行するだけです。グレンさんにみなさんが関心を持たれるのはよいことです。

Q4:地上で同時に行う、地上対照植物実験が、子供達の関心を呼んでいるようですが。
向井:
 子供達も一緒に考えて、考えるということを身につけ、科学の大切さ、仮説をたてることの大切さを理解しくれればと思います。私自身も子供のころは好奇心旺盛でしたが、年齢と共に関心を失っていきました。宇宙では本のページが自然にパラパラと開きます。地上に戻ったときはテーブルにコップが糊付けされているように感じられます。不思議なことだと感じられることや、面白いと思えることを再び発見することができます。

Q5:将来の宇宙飛行士を目指す子供達にアドバイスをお願いします。
向井:
 仕事場は宇宙。地球も宇宙の一部です。より多くの人々が活動範囲を広げ可能性を広げて欲しいです。宇宙飛行士は特別な仕事ではありません。皆と共に働ける人、チームワークを保って働ける人なら、誰でもなることができます。将来は科学者だけでなく、芸術家や写真家なども宇宙に行くでしょう。

Q6:2回目は1回目と違うと感じることはありますか。
向井:
 1回目も2回目も宇宙へ行くのは楽しみです。2回目は勝手知ったるということで、効率よく、良い仕事ができるのではないかと思います。

Q7:自由時間はありますか。
向井:
 半日ある予定です。ふるさとの地球を見たり、写真を撮ったりしたいです。今回は高度も高いですし。前回はシャトルが特別な姿勢で飛行していたので日本を見ることはできませんでした。今回は様々な姿勢で飛行しますので、色々なところを見ることができるでしょう。

Q8:ハイビジョンテレビの撮影訓練はしましたか。
向井:
 軌道に持っていくのと同じものを使って、実際の撮影状況を設定して訓練しました。

Q9:何に重点を置いて訓練したのですか。
向井:
 具体的には、流体力学の実験、すなわち、水の玉の水の動き。従来は撮影が難しかった映像を高解像度カメラでとらえることができます。なるべく色々な種類の映像を撮影しておいて、あとで検討に役立てていただきたいです。

Q10:これから打上げ秒読みが始まりますが、どのようなことに気を付けられますか。
向井:
 健康です。睡眠を十分とってジムに通います。

Q11:リラックスのほうほうは?
向井:
 水泳です。それに自宅のキュウリの水やり。

Q12:キュウリの他には何を作っていますか。
向井:
 キュウリ、なす、金柑、バナナなどです。たまたま今回のフライトにもキュウリが関係しています。

Q13:映画ライトスタッフを見ましたか。
向井:
 何度も見ています。ビデオも持っています。グレンさんは全てがあの映画のとおりというわけではないと言っていますが、よい映画です。

Q14:ご主人は何と言っておられますか。
向井:
 健康に気を付けて、と言っています。

Q15:ミッションが終わったらどうされますか。
向井:
 私はNASDAの職員です。今後国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在がありますので、医学の方面から係わって行きたいと思います。それと、実験を立上げるという段階に係わっていきたいですね。また体調は整えておきたいです。再度飛行する可能性が出てこないとも限りませんからね。


最終更新日:2003年5月26日

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