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NASAステータスレポート #17
1998年11月6日(金)5:00am米国中部標準時間 (11月6日8:00pm日本時間 )

 ディスカバリー号の宇宙飛行士達は、米国中部標準時間の今朝、午前3時40分(日本時間の午後18時40分)に目覚め、軌道上での最後の丸1日が始まりました。今日は、ディスカバリー号の再突入、着陸に備えた準備作業を行います。
 今朝のウエイクアップ音楽は、グレン宇宙飛行士の長年の友達である、作曲家でもあり、ピアニストでもあるピーター・ネロさんがジョン・グレン宇宙飛行士のため作曲した「Voyage into Space (宇宙への旅立ち)」でした。

 コマンダー(船長)のカーティス・ブラウンと、パイロットのスティーブン・リンゼイは、再突入、着陸に必要となるシャトルの重要なシステムの点検を行います。米国中部標準時間の午前7時20分(日本時間の午後22時20分)にコマンダーとパイロットは、フライトコントロールシステムの点検、補助動力装置(APU)1基の起動、空力制御用の動翼の動作確認を開始します。飛行クルーは、通信システムのテストの後、姿勢制御システム(RCS)のホット・ファイヤー(噴射テスト)を行う予定です。

 米国中部標準時間の午後0時30分(日本時間の11/7 午後3時30分)に、クルーは軌道上での科学活動で使用した機器の収納作業を開始する予定です。眠りにつく少し前には、パイロットのリンゼイが、高速データ及びテレビ画像の伝送に使用しているKuバンド・アンテナを収納する予定です。

 ミッション・コントロール・センターの飛行管制チームも、土曜日のフロリダ州ケネディ宇宙センターへの着陸準備を進めています。米国中部標準時間の土曜日の午前11時6分(日本時間の11/8 午前2時6分)の着陸時の天候は良好と予想されています。ハリケーン「ミッチ」の名残りの嵐は、この地帯を通過し、フロリダの東海岸を離れました。

 ディスカバリー号は、高度約341マイル(約548km)の軌道を95分の周期で周回しています。全てのシステムは良好な状態で運用されています。
最終更新日:1998年11月30日

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