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NASAステータスレポート #10 1998年11月2日(日)7:00pm米国中部標準時間 (11月3日10:00am日本時間 ) ディスカバリー号の宇宙飛行士達は、本日は、軌道上で行われている実験活動を2、3時間中断し、休息を行いました。 しかし、実験は継続的に行われています。昨日、ディスカバリー号から放出されたスパルタン太陽観測衛星は、現在シャトルの後方30マイル(約48km)から太陽及び太陽風の観測を行っています。また、ディスカバリー号のコマンダー(船長)であるカーティス・ブラウンとペイロード・スペシャリスト(PS)のジョン・グレンは、午後にアメリカの主要テレビネットワークのレポーター達とミッションについての質疑応答を行いました。 この後、パイロットのスティーブン・リンゼイとミッション・スペシャリスト(MS)のスコット・パラジンスキーは、火曜日のスパルタン衛星の回収に備えて、ディスカバリー号のコックピットでラップトップコンピュータの準備を行いました。スパルタン衛星は、米国中部標準時間の明日午後2時45分(日本時間の11月4日午前5時45分)にシャトルへ回収される予定です。 宇宙飛行士達は、米国中部標準時間の今日午後9時25分(日本時間の11月3日午後12時25分)に寝る予定であり、米国中部標準時間で火曜日の午前5時25分(同11月3日午後20時25分)に起床する予定です。就寝につく少し前にブラウン船長はディスカバリー号の操縦用ジェットを少し噴射し、宇宙飛行士が寝ている間のスパルタン衛星との距離を維持する予定です。また、ペイロード・スペシャリスト(PS)の向井千秋とグレンは、特別な測定装置を装着し、寝ている間の脳波や身体の動きなどの様々な情報を記録する2回目の実験を行います。 ディスカバリー号は、依然非常に良い状態であり、高度約348〜338マイル、(約560〜544km)の軌道を周回しています。
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