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STS-95植物実験運用チームからのメッセージ 地上で実験に参加していただいたみなさんへ これでスペースシャトルの中での「キュウリの発芽実験」と「根の電場による曲がり実験」は全部終わりました。 スペースシャトルの中は、スペースが限られていますし、宇宙飛行士も植物の実験のほかにもたくさんの仕事があって、植物だけに時間を使えないのですが、そうした中で、なるべくたくさんのサンプルを使って、実験時間の長さを変えたり、ビデオ撮影のタイミングを変えたりしながら、なるべくたくさんのデータを取ろうとしているのがわかるかと思います。 みなさんの実験の進みぐあいはどうでしょうか。なかなかうまくいかないグループもあるかと思います。でも科学の進歩は「実験がうまくいかない。なんでだろう。」と考えるところから始まります。みなさんも、うまくいかなかったら、「なんでだろう」と考えてみて下さい。そして、まだタネが残っていたら、もう一度トライしてみて下さい。そして、実験の結果とみなさんが考えたことをレポートにまとめて下さい。きっとすばらしいレポートができあがるでしょう。みなさんから送られてくるレポートをお待ちしています! 1998年11月4日(米国中部時間) STS-95植物実験運用チーム
今日はロビンソン宇宙飛行士が、サンプルB、Cの撮影と固定を行いました。これで、キュウリの実験がすべて終了しました。 トウモロコシ・モヤシの根の電場による曲がり実験 全実験が、すでに終了しています。 スペースシャトルの温度 スペースシャトル内の温度は約22度でした。
今日は向井宇宙飛行士が、サンプルBへの水やりを行いました。 トウモロコシ・モヤシの根の電場による曲がり実験 全実験が、すでに終了しています。
今日はキュウリの実験はありませんでした。 トウモロコシ・モヤシの根の電場による曲がり実験 ロビンソン宇宙飛行士が、サンプルA、B、E、G、Hのビデオ撮影を行いました。 リンゼイパイロットが、全部のサンプルを冷蔵庫に保管しました。 これで、根の実験はすべて終了しました。
サンプルCへの水やりが行われました。 トウモロコシ・モヤシの根の電場による曲がり実験 スケジュールに従って、ロビンソン宇宙飛行士がサンプルE、F、G、Hを、向井宇宙飛行士がサンプルGを、リンゼイパイロットがD、F、Hをそれぞれビデオ撮影しました。また、向井宇宙飛行士がサンプルEに電場を加えました。サンプルDは今日で実験が終了しました。 スペースシャトルの温度 23度から24度で安定しています。
リンゼイパイロットが、サンプルAの写真撮影と固定をしました。 *固定:固定液と呼ばれる液体に入れて、実験を終了し、サンプルをそのままの状態で地上に持ち帰ります。 トウモロコシ・モヤシの根の電場による曲がり実験 向井宇宙飛行士が、サンプルDを冷蔵庫から取り出し、ビデオ撮影をすると共に、電場を加えました。リンゼイパイロットがサンプルE〜Hを冷蔵庫から取り出し、これで全部のサンプルの実験が始まりました。リンゼイパイロットは引き続き、サンプルC、E〜Hのビデオ撮影を行いました。サンプルCはこれで実験が終わりました。 *この実験では、実験場終了したサンプルは、冷蔵して地上に持ち帰ります。 スペースシャトルの温度 飛行2日目まで低かったシャトル内の温度は、23度台に戻りました。
キュウリの実験は、A、B、Cの3種類のサンプルがあり、それぞれ実験の長さが違います。キュウリの種は乾いた状態で打ち上げられ、宇宙飛行士がキュウリの種に水を与えることで、実験が始まります。今日は、向井宇宙飛行士が、サンプルAに水を与えて実験が始まりました。 トウモロコシ・モヤシの根の電場による曲がり実験 向井宇宙飛行士がサンプルCを冷蔵庫から取り出しました。ロビンソン宇宙飛行士、リンゼイパイロットが、サンプルCのビデオ撮影を行い、サンプルCに電場を加えました。 スペースシャトルの温度 シャトルの中の温度は、21度から19度くらいです。最初の予想(23度)より少し低めです。
今日はキュウリの実験はありませんでした。 トウモロコシ・モヤシの根の電場による曲がり実験 この実験は、AからHまで、8種類のサンプルがあります。 サンプルによって、実験時間、光を当てるか当てないか、電場をかける時間などが違います。 電圧をかけないサンプルもあります。これは、電場をかけた場合との違いをみるためです。 サンプルは全部、冷蔵庫に入れて打ち上げられ、宇宙飛行士がサンプルを冷蔵庫から取り出すことで実験が始まります。今日は、ロビンソン宇宙飛行士がサンプルのAとBを冷蔵庫から取り出し、シャトルの天井にマジックテープで取り付け、実験が始まりました。
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