11月22日 | メインコンピュータ停止
ミールのメインコンピュータが突然停止しました。ミールは太陽電池パドルの太陽指向制御ができなくなったため、節電のために殆どのシステムを停止させました。
クルーはソユーズTMのスラスタを用いて太陽指向を確保するとともに、メインコンピュータの故障部分をスペア部品と交換しました。
システムは数日後に復旧しました。 |
11月14日 | モーションコントロールシステムのコンピュータが停止
11月 6日の船外作業で、クバント1の古くなった太陽電池パドルと取り替えられた、新しい太陽電池パドルの動作試験中に、ミールのモーションコントロールシステム用のコンピュータが停止しました。
ミールは太陽電池パドルの太陽指向制御ができなくなったため、節電のために殆どのシステムを停止させました。 クルーはソユーズTMのスラスタを用いて太陽指向を確保しました。システムは数日後に復旧しました。 |
11月 3日 | 船外活動用のエアロックから気密漏れが発生 11月 3日に行われた船外作業から、クルーがミールへ帰還した際に、エアロック(クバント2モジュール)のハッチから気密漏れが発生しました。このため、クバント2モジュール内にあるもう1つの内部ハッチをエアロック代わりに使い、気密を維持しました。
原因は、エアロックのハッチに取り付けられている10個の留め金のうち、1つが破損していたためで、修理作業は98年 1月から 3月にかけて何度か行われ、復旧しました。 |
10月 6日 | プログレス輸送船のドッキング解除失敗 新たに物資を搭載して打ち上げられるプログレスM-36輸送船と入れ替えで、大気圏へ投棄される予定であったプログレスM-35輸送船をミールから切り離すために、地上局よりドッキング解除のコマンドを送ったところ、ドッキングポートの16個の留め金のうちの1つが外れずに、ドッキング解除に失敗しました。
プログレスM-35輸送船は翌日ドッキング解除に成功し、大気圏へ投棄されました。 |
9月16日 | 米国の軍事衛星がミールとニアミス
既に機能を停止している米国の軍事衛星が、ミール近傍(ロシア発表:430m、米国発表:約1km)を通過しました。クルーは用心のために一時ソユーズTMに退避しました。システム等に影響はありませんでした。
今回の事態を、ロシア側がニアミスとしているのに対し米国側は、このような事は毎月のように起こっていることで、大騒ぎするような事ではないとしています。 |
9月14日 | メインコンピュータ停止 ミールのメインコンピュータが突然停止しました。ミールは太陽電池パドルの太陽指向制御ができなくなったため、節電のために殆どのシステムを停止させました。
クルーはソユーズTMのスラスタを用いて太陽指向を確保するとともに、メインコンピュータの故障部分をスペア部品と交換しました。 システムは数日後に復旧しました。
ロシア航空宇宙局は、10月に打上げが予定されているプログレス輸送船で、新しいコンピュータを運び込む予定です。 |
9月
8日 | メインコンピュータ停止 ミールのメインコンピュータが突然停止しました。ミールは太陽電池パドルの太陽指向制御ができなくなったため、節電のために殆どのシステムを停止させました。
クルーはソユーズTMのスラスタを用いて太陽指向を確保するとともに、メインコンピュータの故障部分をスペア部品と交換しました。 システムは数日後に復旧しました。 |
8月25日 | 酸素供給装置の故障 ミールの酸素供給装置のメイン(エレクトロン)/バックアップ(酸素発生キャンドル)の両システムともに故障が発生しました。
エレクトロンは接触不良、キャンドルは点火装置の不具合が原因です。 両システムとも数時間後に復旧しました。 |
8月18日 | メインコンピュータが停止
プログレスとのドッキング作業中に自動ドッキングシステムに異常が発生、手動に切り替えてドッキングを行った直後に、今度はメインコンピュータが停止しました。
ミールは太陽電池パドルの太陽指向制御ができなくなったため、節電のために殆どのシステムを停止させました。 クルーはソユーズTMのスラスタを用いて太陽指向を確保するとともに、メインコンピュータの故障部分をスペア部品と交換しました。
システムは数日後に復旧しました。 |
8月 5日 | 酸素供給装置の停止
クバント1に搭載されている酸素供給装置(エレクトロン)が停止しました。 エレクトロンのガス検知器の中に異物が入ったことが原因と考えられているが、この装置は5月にスペースシャトルにより運び込まれた新しい装置で、製造段階における不具合と見られています。
装置は、バルブ等の清掃により復旧しました。 |
7月17日 | ミールの全システムが停止
クルーの一人が誤って電力ケーブルを引き抜いたため、ミールのシステムが全面的に停止しました。ケーブルはすぐに接続されたが、ミールは数時間にわたり姿勢制御機能を失ったまま飛行を続けました。
クルーは、システムが独立しているソユーズTMのスラスタにより姿勢制御を行いました。 システムは数日後に回復しました。 |
7月14日 | |
ツィビリエフ船長 | ロシアのツィビリエフ船長が不整脈
ロシアのツィビィエフ船長が不整脈の症状を訴えました。 ロシア航空宇宙局は、度重なるトラブルによるストレスが原因と考へ、当初の帰還予定( 8月26日)を早めて、もう一人のロシア人飛行士とともに
8月14日に帰還させました。 替わりのロシア人クルー 2名は、 8月 7日にミールに到着しました。 |
7月
3日 | 姿勢制御用ジャイロが故障 ミールの姿勢制御を行っているジャイロが故障しました。ミールの姿勢制御ができないため、太陽電池を太陽方向へ指向できなくなり、電力の供給が不足する事態になりました。
原因として、 6月25日の衝突事故によるメインコンピュータの故障の影響と考えられています。 クルーは、ジャイロが復旧するまでソユーズのスラスタにより姿勢制御を行いました。
ジャイロは 7月 6日に復旧しました。 |
6月25日 |
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衝突したスペクトルモジュール |
プログレス輸送船がミールに衝突 プログレス輸送船が手動でのドッキングシステムの訓練中に、スペクトルモジュールに衝突しました。
これにより、スペクトルモジュールの 4枚の太陽電池パドルのうち 1枚が破損、スペクトルモジュールからも気密漏れが発生しました。 そのため、クルーは同モジュールを閉鎖しました。その際、止むを得ずスペクトルモジュールの太陽電池からの電力ケーブルを切り離したため、ミールは電力の50%近くを失いました。
8月22日の船内修理作業により、ケーブルは接続されましたが、太陽電池パドルを駆動するモータが故障していたため、太陽指向が確保できず十分な電力は得られませんでした。
9月5日の船外作業で損傷を免れた3枚の太陽電池のうち2枚について手動で太陽方向に向ける作業を行い、電力はフルパワー近くまで回復しました。 |
4月 4日 | 二酸化炭素除去装置(Vozdukh)の故障 冷却液のリークを起こしたミールのクーリングシステムの修理中に、ミールの空気再生システムの主要装置である二酸化炭素除去装置(Vozdukh)が、装置の温度が上昇したために停止しました。
クーリングシステムが復旧するまで、バックアップ装置(化学的に二酸化炭素を吸着させる装置)で対応しました。 |
3月
7日 | 主要酸素供給装置(エレクトロン)が故障 ミールのクバント1、2に搭載されている2基のエレクトロンが相次いで故障しました。復旧までの間、
2週間前の火災の原因となった酸素発生キャンドルを使用して対応しました。 クバント2のエレクトロンは、 4月 8日ドッキングのプログレス輸送船により、修理キットが運び込まれ復旧しました。
クバント1のエレクトロンは、 5月16日ドッキングのSTS-84アトランティスにより新しいエレクトロンと交換されました。 |
3月
6日 | プログレス輸送船のドッキングに失敗 自動ドッキングシステムの不具合により、プログレス輸送船とのドッキングに失敗し、プログレスは大気圏に投棄されました。
プログレスは、クルー交代用のソユーズTMのドッキングポート確保のため、一時的にミールから切り離されていました。 |
2月23日 | ミール船内で火災発生
ミール船内で、酸素供給システムのバックアップ装置である酸素発生キャンドル(熱することで化学的に酸素を発生させる缶)が火元となる火災が発生しました。
火災は小規模なものですぐに消火され、ミールのシステムには影響はありませんでしたが、船内には黒煙が充満しました。 原因は、キャンドルの製造時の不良と見られています。 |