10月13日付モスクワAPは、Viktor Blagov氏(副フライトコントローラ)がInterfaxニュースに語った情報として、ミールの現状を以下のように伝えている。
[気密漏れ] - ミールでは微量の気密漏れが発生しているが(発生箇所についての記述は無し)、流失量が増加しない限り、来年の3〜4月までは居住性を維持できるので現状問題視していない。
- 一旦クルーがミールに搭乗すれば、修理又は酸素発生装置の酸素供給量の調節等の対応が可能。
- ミールの与圧制御は、地上からの遠隔操作が出来ないため、ミール内の気圧が低下しすぎると、クルーが再び搭乗できなくなる可能性もある。
[ミールの高度] - ミールは約200ヤード/日(約183m/日)づつ降下しているが、必要に応じてミールに接続されているプログレスによるリブーストが可能であるため、現状問題は無い。
[ミールのデオービット] - ロシアはミールを以下の手順でデオービットする予定とのこと。
- デオービット準備のためのクルーがミールに搭乗し、約1ヶ月間かけて徐々にミールの高度を下げる。
- クルーの離脱後、地上コントローラはプログレスのエンジンを噴射し、大気圏で燃焼後、太平洋上に落下させる。
|