−ミールの軌道維持のためのプログレス輸送機を10月15日に打上げ−
源泉: 9月22日付Mir Corp News Release、9月22日付SpaceDaily、 9月24日付Interfax通信(Florida
Today経由)、9月19-25日Russian Space Monitor) 最近のミールに関する報道(9月24日付Interfax通信(Florida
Today経由)等)を以下に要約します。 ◎ ミール軌道維持のためのプログレス輸送機打上げ - 9月22日付Mir
Corp News Releaseによると、ミールの軌道維持のためのプログレス輸送機の打上げを10月15日に予定しており、現在バイコヌール宇宙基地において打上げ準備中とのこと。 また、プログレス打上げ資金については、既にエネルギア社に支払い済みとしている。
- ロシア宇宙関係者によると、プログレスによるリブーストがない場合、ミールは太陽活動の影響を受け、来年2月頃に地球へ落下する危険性があるとしている。
- 10月15日の打上げが失敗した場合、Mir
Corp社Jeffrey Manber代表は保険金を利用して代替プログレスを製造するとしているが、ロシア宇宙関係者によると、代替プログレスの製造には約18ヶ月を要し、また直ちに代用可能となる宇宙機は無いとしている。
◎ Mir Corp社の資金獲得状況 - Mir Corp社Manber代表がInterfax通信に語ったところによると、Mir
Corp社のミール運用資金は、今年分しか獲得できていないとのこと。
- また同氏は、ミール運用継続に向けて様々なメディア及び投資企業との交渉を試みてきたが、実際に交渉を行ったのはNBC※のみであると語ったとのこと。
※ 米国の民放。既に一般人のミール搭乗権争奪番組への資金提供に合意している。 ◎ 今後のミール運用(運用継続orデオービット)について
- Mir Corp社Manber代表によると、ミールの運用継続またはデオービットに関する決定は、同社の資金獲得状況が明確になる10月または11月頃に行われるとのこと。
- 同氏は現在のところミールのデオービットは考えられていないとしているが、Mir Corp社の資本の60%を所有しているエネルギア社は、ミールの運用継続資金が獲得できない場合は、来年2月にミールをデオービットするとしている。
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