(源泉:Russian Space Monitor(5月19日付Kommersant
Daily、5月20日付Space com.要約)、Russian Space Monitor(5月20日付ロイター電要約)、5月23日付Florida Today経由
Mir Corp News Release) ミール運用に関するニュース記事を以下に要約します。 ○ ミールはクルー帰還後(6月中旬予定)再び無人運用へ移行
- ロシア当局は5月19日、現在ミールに滞在中のクルーを来月(6月)中旬に帰還させ、民間資金獲得後の新たな滞在ミッション再開に備えて、ミールを無人運用に切り替える考えであるとコメントした。
- ロシア当局によると、新たなミッション実施には資金的な問題があり、将来は不明瞭とのこと。
- また、新たな資金の獲得ができなかった場合、ミールを8月にデオービットするとしている。
※ 8月以降のミール運用についてロシア航空宇宙局(Rosaviakosmos)コプチェフ長官は4月26日、新たな民間資金の獲得ができない場合は、10月にミールをデオービットすると発言している。
- プーチン ロシア大統領は、2001年度のミール運用予算の計上を約束しているが、ロシア当局は、その時期までいかにしてミールの運用を維持するか不明瞭であるとしている。
- 一方、ミールの運用を請け負っている民間企業Mir Corp.は、本年秋に次期有人ミッションの実施、2001年第1四半期に更なる有人ミッションを既に計画中とコメントしている。
○ ミールへの宇宙旅行について - Mir Corp.のニュースリリースによると、現在同社はイタリア企業Itali-Mir社(企業の詳細は不明)とイタリア人Carlo
Viberti氏のミールへの一般人搭乗(Citizen Explorer)に向けて調整中とのこと。
- モスクワのKommersant Daily紙から、当該ミッションについて本年11月の打上げ、滞在期間10日間、資金$10Mで両社が合意に至ったとの報道があったが、Mir
Corp.およびエネルギア社は現在調整中で契約にまでは至っていないと説明した。
- Viberti氏はEuromir-95ミッションにESAからコーディネータとして参加した実績があるとのこと。
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