火災安全性向上に向けた固体材料の燃焼現象に対する重力影響の評価

公開 2020年3月11日

藤田 修 FUJITA Osamu

北海道大学大学院 工学研究院

FLAREFundamental Research on International Standard of Fire Safety in Space -base for safety of future manned mission-

準備中
研究目的 固体材料の燃焼性、特に燃焼限界条件が微小重力環境において通常重力環境と比べどのように変化するかを明らかにし、微小重力環境における材料燃焼性評価の国際的な基準を日本が主導して作成することを目的としています。
宇宙利用/実験内容 「きぼう」の多目的実験ラックに搭載される固体燃焼実験装置(SCEM)を利用し、様々な材質・形状の固体材料の燃焼実験を行います。実験では、整流された風洞部内の低速ガス流の中に試料を設置し、試料端に電熱線で着火させます。試料上を燃え広がる火炎の観察を行うとともに、燃え広がりが起こらなくなる酸素濃度、流速条件を調べます。また、電線試料については過電流が流れた際に自着火が起こる限界条件も調べます。
期待される利用/研究成果 長時間の微小重力環境において、様々な固体材料の高精度な燃焼特性データを系統的に取得することにより、固体材料の燃焼限界に与える重力の影響を解明できます。これに基づき、微小重力環境における材料燃焼性評価について、科学的な合理性を有する新手法の構築が期待できます。宇宙火災安全技術の高度化は、多様化が進む地球低軌道利用に留まらず、今後想定される有人宇宙探査においても重要な課題であり、国際的な評価基準の構築・制定を日本がリードすることで、人類の新たな活動領域における安全・安心の確保への貢献が期待されます。

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