宇宙環境を利用した植物の重力応答反応機構および姿勢制御機構の解明

更新 2020年7月 4日

上田 純一 UEDA Junichi

大阪府立大学 名誉教授

Auxin TransportStudies on gravity-controlled growth and development in higher plants using true microgravity conditions on the Japanese experiment module “Kibo” in the international space station

解析中
研究目的 オーキシンの能動的な輸送能力に着目して、宇宙の微小重力環境下におけるオーキシンの輸送および蓄積、またそれらを制御している遺伝子およびタンパク質分子がどのように細胞内で分布しているかについて解析することです。この解析により、植物の「自発的形態形成」を理解し、姿勢制御のメカニズムを解き明かすことを目指しています。
宇宙利用/実験内容 ISSで、エンドウおよびトウモロコシの乾燥種子に給水して生育させ、3日間あるいは4日間育てた幼植物体を実験に使います。育った幼植物体はオーキシンの輸送をつかさどるPINタンパク質の分布をみるために化学固定・冷蔵、一部はオーキシンの輸送能力を解析する為に外部からオーキシン投与を行った上で凍結して地上に回収します。残った全ての幼植物体も凍結して地上に回収します。
期待される利用/研究成果 ISSの微小重力環境における植物のオーキシン輸送能力や、輸送を制御するタンパク質分子の細胞内分布、それを制御している遺伝子の発現を明らかにすることによって、植物の姿勢制御メカニズムを解き明かすことができます。こうして得られたさまざまな知見は、惑星探査における植物栽培、地上での植物工場等での植物の生産性の向上に繋がります。
研究論文
雑誌名
Biological Sciences in Space 34.0 (2020), 12–33
論文名
著者名
UEDA Junichi
DOI
10.2187/bss.34.12
雑誌名
Life Sciences in Space Research 26 (2020), 55–61
論文名
著者名
M. Kamada, M. Oka, K. Miyamoto, E. Uheda, C. Yamazaki, T. Shimazu, H. Sano, H. Kasahara, T. Suzuki, A. Higashibata, J. Ueda
DOI
10.1016/j.lssr.2020.04.005
雑誌名
Life Sciences in Space Research 1 February 2019
論文名
著者名
Miyamoto K, Inui A, Uheda E, Oka M, Kamada M, Yamazaki C, Shimazu T, Kasahara H, Sano H, Suzuki T, Higashibata A, Ueda J.
DOI
10.1016/j.lssr.2018.11.001.
雑誌名
Life Sciences in Space Research 1 August 2018
論文名
著者名
Kamada M, Miyamoto K, Oka M, Uheda E, Ueda J, Higashibata A.
DOI
10.1016/j.lssr.2018.05.005.
雑誌名
Life Sciences in Space Research 1 August 2019
論文名
著者名
Kamada M, Oka M, Inoue R, Fujitaka Y, Miyamoto K, Uheda E, Yamazaki C, Shimazu T, Sano H, Kasahara H, Suzuki T, Higashibata A, Ueda J.
DOI
10.1016/j.lssr.2019.07.001.
詳細

関連リンク


国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
きぼう利用プロモーション室
お問合せ

きぼう利用ネットワーク

「きぼう」利用や宇宙実験に関する最新情報をお届けします。「きぼう」利用や宇宙実験に興味のある方はどなたでもご参加いただけます。

  • きぼう利用ネットワーク
  • きぼう利用ネットワークTwitter
  • メンバー登録フォーム
  • メンバー情報変更・登録解除フォーム