長期宇宙滞在により引き起こされる耳石前庭機能障害の評価

公開 2020年3月12日

森田 啓之 MORITA Hironobu

岐阜大学大学院 医学系研究科 教授

LabyrinthEvaluation of vestibular dysfunction induced by a long-term stay in the ISS

実施中
宇宙利用/実験期間 2017年 ~
研究目的 本研究では、新しい重力環境に曝された時に起こる前庭系の適応過程を調べることを目的とします。宇宙の微小重力環境においては、直線加速度(重力)の感知器官である耳石系への入力はゼロとなりますが、回転加速度の感知器官である半規管系は体動に伴い刺激されると考えられます。従って、耳石系と半規管系は別々の適応をする可能性があり、それぞれの機能を分けて調べます。
宇宙利用/実験内容 宇宙飛行士を対象に、国際宇宙ステーション滞在前後に前庭誘発眼筋電位検査、前庭誘発頸筋電位検査、温度刺激検査、平衡機能検査を行い、宇宙の微小重力環境から地上の 1 g環境へ帰還後の耳石系、半規管系、平衡感覚の適応過程を調べます。さらに、耳介後部に貼り付けた電極を介して前庭神経を電気刺激することにより、帰還後の平衡障害が改善されるかを検討します。
期待される利用/研究成果
  • 宇宙飛行士の帰還直後に生じる 1 g 適応時の平衡障害を早期に改善することができれば、宇宙飛行士のリハビリ・健康管理に役立てることができます。
  • 地上で平衡感覚に障害のある人々の生活改善や、運動失調、転倒、起立性低血圧、サルコペニアの高齢者が抱える問題に対する新たな予防手段を提案することを目指します。
  • 関連トピックス


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