インクリメント63

公開 2020年4月10日

インクリメント63期間

2020年4月17日~2020年10月21日


インクリメント63キーメッセージ

きぼう、先端技術獲得へのチャレンジ
~先端細胞培養技術の実証と有人探査、事業自立化へ向けた利用事業拡大の継続~

インクリメントマネージャ紹介

矢野幸子
インクリメント63マネージャ

この度、インクリメント63(Inc63)のインクリメントマネージャ(IM)に任命されました矢野幸子です。2019年のInc59/60に続いて2度目のIMを担当します。

4月から始まるInc63の注目点として、こうのとり9号機がフライトする予定です。こうのとり9号機には新しい顕微鏡(ライブイメージングシステム)が搭載されています。これによって宇宙のライフサイエンス研究の発展が期待できます。 またこのInc63では米国企業が開発した宇宙船の初の有人による飛行が期待されています。

「きぼう」では引き続き、ISSを経済活動の場にする活動が進展しています。JAXAは超小型衛星放出事業に関して民間の事業者を選定し、今年注目の小型衛星を放出することを計画しています。またSpace BD社から引き渡されたスペインの宇宙ベンチャー製地球観測カメラの船外プラットフォームへの取り付けも予定しています。また、「きぼう」の新たな利用法として「きぼう宇宙放送局技術実証 」の準備などを開始しています。また、「きぼう」ロボットプログラミングチャレンジ として、JAXAとNASAのISS船内ドローンを使用したプログラミング競技会を開催する予定です。このように「きぼう」利用成果創出のために複数分野にわたるミッションが予定されており、インクリメントチーム一同、確実なミッション実現を目指して活動していきます。

また2回目のIM任命に当たり、これから来る有人宇宙探査時代に向けて、時代が新たな研究開発フェーズへ移り変わっている時期だと認識しております。広く長い視点からこの宇宙ステーション計画を展望することが重要だと実感しております。

引き続きIMとして、宇宙実験の準備と実行を進めていきます。

利用ミッション(予定)

超小型衛星放出プラットフォーム

船外ポート利用プラットフォーム

新薬設計支援プラットフォーム

無容器処理技術を利用した材料研究への貢献(革新的材料研究支援プラットフォーム)

新プラットフォーム形成(細胞医療への貢献に向けた立体培養技術の有効性実証)

  • ライブイメージングシステム【Confocal Space Microscopy】

新プラットフォーム形成(新素材の宇宙実証による信頼性向上への貢献)

新プラットフォーム形成(産業応用の促進)

長期滞在・探査ミッション技術獲得

宇宙医学

国際協力・STEM教育

科学研究促進(生命医科学)

科学研究促進(物質・物理科学)


  • ※実施予定の利用ミッションは、「きぼう利用戦略」の具体的取り組みの分類に基づいたマッピング(図1)を基に優先順位を定めています。
図1 インクリメント63利用ミッションの「きぼう利用戦略の具体的取り組み」マッピング

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
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