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NASAステータスレポート

飛行13日目(1)
STS-111NASAステータスレポート#25
ジョンソン宇宙センター
2002年 6月 17日(月)午前5時(米国中部夏時間)
2002年 6月 17日(月)午後7時(日本時間)



エンデバー号は国際宇宙ステーション(ISS)へのおよそ500万マイル(約800万km)の飛行を成功裏に終え、本日フロリダ州のケネディ宇宙センターに帰還する予定です。

エンデバー号はSTS-111の全ての主要な目的を果たしました。第5次長期滞在クルーはISSに運ばれ、第4次長期滞在クルーは地球に戻ってきます。何トンもの機材や補給品が2つの宇宙船間で輸送され、3回の船外活動でISSのロボットアーム「カナダアーム2」の手首のロール関節を交換し、カナダアーム2が将来のISSの組立や保守作業で移動するための設備を取り付けました。

エンデバー号が本日ケネディ宇宙センターに着陸する機会は2回あります。最初の機会はエンデバー号の軌道制御エンジンにより速度を落とす軌道離脱噴射が、米国中部夏時間6月17日午前10時51分(日本時間6月18日午前0時51分)で、着陸は午前11時59分(同6月19日午前1時59分)。2回目の機会では午後12時30分(同6月18日午前2時30分)に軌道離脱噴射をし、ケネディ宇宙センターへの着陸は午後1時36分(同午前3時36分)になります。6月17日は滑走路の3マイル(約5km)以内に雲と降雨が予報されていますが、代替着陸地であるカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地へは支援は要請されていません。エンデバー号には十分な量の消耗品が残っていますので、6月20日まで軌道に留まることができます。

エンデバー号のコマンダーであるケネス・コックレル、パイロットのポール・ロックハート、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のフィリップ・ペリンとフランクリン・チャン-ディアズ、そして第4次長期滞在クルーメンバーのユーリー・オヌフリエンコ、カール・ウォルツ、ダニエル・バーシュはテキサス大学マーチングバンドの演奏する"The Eyes of Texas"の曲で、6月17日午前3時23分(同6月17日午後5時23分)に起床しました。コックレルとロックハートは同大学の卒業生です。

一方、ISSでは第5次長期滞在クルーコマンダーのワレリー・コルズンとフライト・エンジニアのペギー・ウィットソンとセルゲイ・トレシェフが、エンデバー号の運んだ補給品や機材の荷ほどきをして、新居内を整える作業をしています。

この次のステータスレポートは着陸後、または何かイベントが発生した時点で発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts111/STS-111-25.html
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最終更新日:2002年 6月 18日

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