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飛行12日目(1) STS-111NASAステータスレポート#23 ジョンソン宇宙センター 2002年 6月 16日(日)午前5時30分(米国中部夏時間) 2002年 6月 16日(日)午後7時30分(日本時間) エンデバー号は国際宇宙ステーション(ISS)から1,600マイル(約2,600km)離れ、地球1周毎に155マイル(約250km)ずつ遠ざかっています。エンデバー号のクルーは本日は、地球への帰還準備に頭を切り替えています。 コマンダーのケネス・コックレル、パイロットのポール・ロックハート、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のフランクリン・チャン-ディアズとフィリップ・ペリン、そして地球に帰還する第4次長期滞在クルーのユーリー・オヌフリエンコ、カール・ウォルツ、ダニエル・バーシュは、ラッセル・ワトソンの演奏する「スタートレック:エンタープライズ号」のテーマソング "Where My Heart Will Take Me"で米国中部夏時間6月16日午前3時23分(日本時間6月16日午後5時23分)に起床しました。 本日は、コックレル、ロックハート、そしてチャン-ディアズは、6月17日午前の大気圏突入時にエンデバー号を誘導する軌道姿勢制御システムのジェット噴射テストと、空力制御翼のテストを実施する予定です。オヌフリエンコ、ウォルツ、バーシュ、そしてペリンは、再突入時の座席をエンデバー号のミッドデッキに取り付けます。ペリンは第4次長期滞在クルーが6月17日に各自のシートに着席するのを補助します。エンデバー号はフロリダ州ケネディ宇宙センターに、6月17日午前11時59分(同6月18日午前1時59分)に着陸する予定です。 オヌフリエンコとウォルツとバーシュは181日間のISS滞在の後地球に戻ってきます。エンデバー号が予定どおり着陸すればウォルツとバーシュは米国の宇宙滞在記録を194日へと更新することになります。これまではシャノン・ルーシッド宇宙飛行士が1996年にミール宇宙ステーションのミッションで打ち立てた188日が最長記録でした。 第4次長期滞在クルーは6月16日午後12時38分(同6月17日午前2時38分)から始まるニュース・コンファレンスで、フォックス・ニュース・ネットワークおよびオハイオ州とニューヨーク州のテレビ局の各メディア代表者と対話する予定です。 本日、コックレルとロックハートはエンデバー号の軌道制御システム(Orbital Maneuvering System:OMS)を10秒間噴射し、この噴射によるガスの広がりをセンサーで観測します。その結果は地上でのモデルの改良に役立てられます。 ISS上では第5次長期滞在クルーコマンダーのワレリー・コルズン、フライト・エンジニアのペギー・ウィットソンとセルゲイ・トレシェフが、6月16日午前1時(同6月16日午後3時)に起床しました。クルーは荷ほどきをしたり、新居内を整えたりして、これからの4ヶ月半の滞在に備えています。 エンデバー号のクルーは本日6月16日午後7時23分(同6月17日午前9時23分)に就寝し、6月17日午前3時30分(同6月17日午後5時30分)前に起床して、ISSへの任務を終了する着陸の準備に取りかかる予定です。 次のステータスレポートは6月16日午後(同6月17日午前)に、または何かイベントが発生した時点で発行する予定です。 出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts111/STS-111-23.html フォトライブラリ ビデオライブラリ 最終更新日:2002年 6月 18日
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