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NASAステータスレポート

飛行11日目(1)
STS-111NASAステータスレポート#21
ジョンソン宇宙センター



STS-111は主要な目的をすべて達成し、エンデバー号の宇宙飛行士たちは新任の第5次長期滞在クルーに別れを告げて、本日国際宇宙ステーション(ISS)から離れていきます。後にはクルーコマンダーのワレリー・コルズン、フライトエンジニアのペギー・ウィットソンとセルゲイ・トレシェフが残り、これから4ヶ月半ISSに滞在してISSの組み立てと科学研究を続けます。

最後の別れを告げ両宇宙船間のハッチを閉鎖すると、エンデバー号はバイコヌール宇宙基地のロシアの主たる射場から遠くないカザフスタンの西部上空を飛行中の米国中部夏時間6月15日午前9時32分(日本時間6月15日午後11時32分)に、ISSから分離する予定です。

エンデバー号は初めにばねの力でISSからそっと離れます。エンデバー号がISSから約2フィート(約60cm)離れてお互いのドッキング機器が分離すると、パイロットのポール・ロックハートがエンデバー号の軌道制御用のジェットを噴射してゆっくりと離れていきます。

分離から約45分後、エンデバー号がISSの前方約450フィート(約137m)に到達すると、ロックハートはISSの周囲を回る1時間のフライアラウンドを開始します。1周と4分の1回ったところでロックハートは、6月15日午前11時16分(同6月16日午前1時16分)にエンデバー号のジェットを噴射して、ISSから離れていきます。エンデバー号が離れていくと、ISSの新任のクルーは荷物を開きこれからの軌道上長期滞在の準備にとりかかります。

エンデバー号の宇宙飛行士たち、ロックハート、チャン-ディアズ、コマンダーのケネス・コックレル、フィリップ・ペリン、ダニエル・バーシュ、ユーリー・オヌフリエンコ、そしてカール・ウォルツは、今朝、6月15日午前3時30分(同6月15日午後5時30分)に、バーシュの息子さんのクラスメートが歌う"Hello to All the Children of the World"で起床しました。

エンデバー号は、6月17日正午(同6月18日午前2時)前に、宇宙に194日間滞在したオヌフリエンコ、バーシュ、ウォルツを乗せてケネディ宇宙センターに着陸する予定です。ウォルツとバーシュは1回の宇宙飛行での米国の宇宙滞在記録を更新することになります。この日に着陸すればオヌフリエンコは、本人がロシアのミール宇宙ステーションのコマンダーとして1996年に記録したときよりも1日長い記録を残すことになります。

エンデバー号とISSの全システムは正常に作動しており、両宇宙船は高度240マイル(約386km)の軌道を周回しています。
この次のステータスレポートは6月15日午後(同6月16日午前)に、または何かイベントが発生した時点で発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts111/STS-111-21.html
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最終更新日:2002年 6月 17日

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