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飛行6日目(1) STS-111NASAステータスレポート#11 ミッション・コントロール・センター 2002年 6月 10日（月）午前5時30分（米国中部夏時間） 2002年 6月 10日（月）午後7時30分（日本時間） 国際宇宙ステーション（ISS）の組立の鍵を握る装置に本日新たな構成品が付け加わる予定です。S0（Sゼロ）トラス上のレールを移動する台車にプラットフォームが取り付けられ、今後の組立作業では「カナダアーム2」（ISSのロボットアーム）がISSの全長を移動出来るようになります。 モービル・ベース・システム（MBS）は、カナダアーム2により取り付け位置から約3フィート（約90cm）離れたところに一晩保持され、S0トラス上の台車であるモービル・トランスポータ（MT）の温度に合う適切な温度状態となる条件を整えてきています。第5次長期滞在クルーフライト・エンジニアのペギー・ウィットソン及びエンデバー号クルーのカール・ウォルツがカナダアーム2を操作してプラットフォームであるMBSを台車に結合し、地上のフライト・コントローラがコマンド操作で掛け金（latch）を閉じてMBSを固定します。ゆくゆくはカナダアーム2は、現在の拠点である「デスティニー」(米国実験棟)上からMBSに歩いて乗り移り（walk off）、レール上をISSの端から端まで移動するようになります。 スペースシャトル及びISS上の米露の10人の宇宙飛行士は引き続き機材や補給品をレオナルド（多目的補給モジュール1）からISSへ搬入します。 エンデバー号クルー（コマンダーのケネス・コックレル、パイロットのポール・ロックハート、ミッションスペシャリスト（MS：搭乗運用技術者）のフィリップ・ペリン及びフランクリン・チャン-ディアズそして前回のISS滞在クルーである、ユーリー・オヌフリエンコ、カール・ウォルツ、ダニエル・バーシュ）は、米国中部夏時間6月10日午前4時23分（日本時間6月10日午後6時23分）にフラミンゴ（Flamingoes）の"I Only Have Eyes for You"で起床しました。この局はロックハートのために映画アメリカン・グラフィティのサウンドトラックから選曲されました。 第5次長期滞在クルー（コマンダーのワレリー・コルズン、フライト・エンジニアのペギー・ウィットソンとセルゲイ・トレシェフ）が6月7日午後（同6月8日午前）からISS運用の指揮を取ってきていますが、公式なISS滞在クルーの指揮権交替セレモニーは本日午後早くに行われる予定です。 本日クルーは明日に予定されている第2回目の船外活動の手順の確認も行います。この船外活動では、チャン-ディアズとペリンがMBSとMTをケーブルでつなぎ、ボルトで固定します。エンデバー号及びISSのシステムは引き続き正常に機能しており、高度約240マイル（約380km）の軌道を90分で一周しています。 この次のステータスレポートは6月10日午後（同6月11日午前）、または何かのイベントが発生した時点で発行する予定です。 出典： http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts111/STS-111-11.html フォトライブラリ ビデオライブラリ 最終更新日：2002年 6月 11日
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