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NASAステータスレポート

飛行4日目(2)
STS-111NASAステータスレポート#7
ジョンソン宇宙センター
2002年 6月 8日(土)午前6時(米国中部夏時間)
2002年 6月 8日(土)午後8時(日本時間)



(STS-111NASAステータスレポート#6に記述した、第4次滞在期(インクリメント)を181日間に変更しました。)

本日は、国際宇宙ステーション(ISS)に到着したばかりの第5次長期滞在クルー(コマンダーのワレリー・コルズン、フライトエンジニアのペギー・ウィットソンとセルゲイ・トレシェフ)は、エンデバー号の宇宙飛行士たちとともに多目的補給モジュール「レオナルド」をエンデバー号の貨物室からISSの「ユニティ」(結合モジュール)に移動してから、ほぼ3トンにおよぶ機材や補給品の搬入を開始する予定で、こうして自分たちの新しい家となるISSに馴染んで行きます。

エンデバー号のコマンダーのケネス・コックレル、パイロットのポール・ロックハート、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のフィリップ・ペリンとフランクリン・チャン-ディアズ、それに新たにエンデバー号のクルーメンバーとなった先の第4次長期滞在クルーコマンダーのユーリー・オヌフリエンコ、フライトエンジニアのカール・ウォルツとダニエル・バーシュは、米国中部夏時間6月8日午前4時23分(日本時間6月8日午後6時23分)に、トレシェフのために選曲したアバ(ABBA)の曲"I Have a Dream”で起床しました。

午前中にコックレルとペリンはエンデバー号のロボットアームで、エンデバー号の貨物室に収納されているレオナルドを把持します。この与圧した貨物モジュールはユニティの地球側のドッキングポートに取り付けられます。ウォルツとウィットソンが気密チェックを済ませてからレオナルドのハッチを開きます。レオナルドには第5次長期滞在クルーがISS滞在の4ヶ月半に必要とする機材、補給品、実験装置などが収納されています。

滞在クルーメンバー6名は引継ぎ作業を引き続きおこない、また全10名の米露の宇宙飛行士たちは明日に予定しているこの飛行初の船外活動の手順の確認をおこないます。ペリンとチャン-ディアズは6月9日に「クエスト」(エアロック)から船外に出てモービル・ベース・システム(MBS)を取り付ける作業に取りかかります。MBSは将来の組立作業の際、ISSのロボットアームである「カナダアーム2」がISSのレールに沿って移動できるようにするものです。あと2回の船外活動が6月11日と13日に予定されており、MBSの取り付けとカナダアーム2の手首の障害のあるロール関節を交換する作業をおこなう予定です。

第5次長期滞在クルーは6月7日の午後5時55分(同6月8日午前7時55分)にISSの指揮権を移譲され、第4次長期滞在クルーは181日間の滞在を終了しました。今はオヌフリエンコ、ウォルツ、そしてバーシュはエンデバー号のクルーに合流し、6月17日の帰還を目指しています。

エンデバー号とISSのシステムは正常に作動しており、90分ごとに地球を240マイルの高度で周回しています。

この次のステータスレポートは6月8日の午後(6月9日午前)に、あるいは何か問題が発生した時点で、発行する予定です。

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts111/STS-111-07.html
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最終更新日:2002年 6月 11日

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