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NASAステータスレポート

飛行2日目(2)
STS-111NASAステータスレポート#3
ジョンソン宇宙センター
2002年 6月 6日(木)午後 5時(米国中部夏時間)
2002年 6月 7日(金)午前 7時(日本時間)



エンデバー号は90分で地球を1周する毎に国際宇宙ステーション(ISS)に580マイル(約933km)ずつ接近しています。クルーは、本日は金曜日に予定しているISSとのドッキングの準備をして過ごしました。

ドッキングは米国中部夏時間6月7日午前11時17分(日本時間6月8日午前1時17分)の予定です。STS-111コマンダーのケネス・コックレルとパイロットのポール・ロックハート、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のフィリップ・ペリンとフランクリン・チャン-ディアズは、エンデバー号の機器は全て準備が整っていることを確認しました。ペリンとチャン-ディアズはセンターライン・カメラを準備しました。このカメラはエンデバー号がISSのドッキングポートに接近する最後の段階で使用されます。ドッキングシステムのテストもおこなわれ、伸展してISSと結合できる状態にしてあります。

コックレルとペリンはエンデバー号のロボットアームの電源をオンにし、アームに付いているカメラで貨物室内を点検しました。船外活動を3回おこなう予定のペリンとチャン-ディアズは、自分たちが使用する宇宙服を点検し問題はありませんでした。初めの2回の船外活動ではアルミニウム製のモービル・ベース・システム(MBS)を、モービル・トランスポータ(MT)に取り付けます。MTはISSでレールの上を移動する台車です。MBSが取り付けられると、ISSのロボットアーム「カナダアーム2」が最終的には300フィート(約91m)になるトラスのレール上を行ったり来たりして、組立や保守の作業をすることができるようになります。

コックレルとロックハートはエンデバー号の軌道制御用の噴射装置を本日は3回噴射して、エンデバー号がISSに接近する速度を調節しました。6月8日にはランデブーの最終段階に入るための噴射(TIバーン)がおこなわれます。

第4次長期滞在クルーコマンダーのユーリー・オヌフリエンコ、フライト・エンジニアのカール・ウォルツとダニエル・バーシュはISS内部を片づけ、定期的におこなう保守作業をSTS-111のクルーが到着する前日に済ませました。

コックレルとチャン-ディアズはコスタリカのアベル・パチェコ大統領、ジョン・ダニロヴィッチ在コスタリカ米国大使、それにユニビジョン社とテレムンド社の記者との会見に臨みました。コスタリカ生まれのチャン-ディアズは昨日7回目の飛行を開始したことで、人類の宇宙飛行回数記録に並びました。

この次のSTS-111ステータスレポートは6月7日午前(同6月7日午後)、あるいは何かイベントが発生した時点で発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts111/STS-111-03.html
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最終更新日:2002年 6月 7日

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