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NASAステータスレポート

飛行12日目(1)
STS-108NASAステータスレポート#22
ジョンソン宇宙センター
2001年 12月16日(日)午前 6時(米国中部標準時間)
2001年 12月16日(日)午後 9時(日本時間)



本日はエンデバー号のクルーは、12月17日に予定されている着陸の際に使用する飛行制御システムや装置の点検作業をおこないます。

エンデバー号は天候に問題がなければ明日、米国中部標準時間12月17日午前11時55分(日本時間12月18日午前2時55分)にケネディ宇宙センターに帰還する予定です。着陸地点の天候は、にわか雨の可能性はありますが、おおむね良好と予報されています。帰還時のフライトディレクタのリロイ・ケインとフライトコントローラたちは、エンデバー号のクルーが飛行制御システムや空力制御翼を点検するのを、ミッションコントロールルームから支援することにしています。彼らには着陸に備えて、新しい天気予報が提供されます。

宇宙で過ごす最後の1日となるはずの今日は、エンデバー号のクルー(コマンダーのドミニク・ゴーリー、パイロットのマーク・ケリー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のリンダ・ゴドウィンとダニエル・タニ)、および第3次長期滞在クルー(フランク・カルバートソン、ウラディミール・ジェジューロフ、ミハイル・チューリン)は午前3時14分(同12月16日午後6時14分)に、ビング・クロスビーの歌う、「クリスマスには帰る(I'll Be Home For Christmas)」で起床しました。

午前9時頃(同12月17日午前0時頃)、エンデバー号のクルーはスターシャイン2(STARSHINE 2)と呼ばれる小さな人工衛星(ミラーボール衛星)を、貨物室内の容器から放出する予定です。26ヶ国、660校の30,000人以上の学生たちが、8ヶ月にわたり地球を周回するスターシャイン2を追跡します。スターシャインの表面に貼られた845枚の鏡を磨いた学生たちは、自分たちが収集したデータを、地球大気上層部の大気密度を計算するのに利用します。
エンデバー号はミッドデッキに、第3次滞在期間中に国際宇宙ステーション(ISS)で実施したいくつかの実験の成果を搭載して戻ります。この中には、発展型タンパク質結晶成長装置(APCF)、動的に制御されたタンパク質結晶成長装置(DCPCG)、細胞バイオテクノロジー運用支援システム(CBOSS)の細胞サンプルなどがあります。ISS上のCBOSS装置は第4次滞在期間中も運用を続け、卵巣ガンや結腸ガンの細胞や腎臓の細胞の成長実験をおこないます。

エンデバー号の貨物室内の実験装置も持ち帰り、世界中の研究者に返却されます。MACH-1と呼ばれるペイロードにはPSRD、COLLIDE-2、CAPL、SEMなど幅広い分野の実験装置を搭載されています。SEMはアルゼンチン、ポルトガル、モロッコ、オーストラリアの実験装置、また米国の小学生からの実験装置も搭載しています。貨物室内のその他いくつかの容器にも学生の実験装置が収容されています。

次のステータスレポートは午後6時頃(同12月17日午前9時頃)、あるいは何かイベントが発生したときに発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts108/STS-108-22.html
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最終更新日:2001年 12月 17日

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