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NASAステータスレポート

飛行9日目(1)
STS-108NASAステータスレポート#16
ジョンソン宇宙センター
2001年 12月13日(木)午前 8時(米国中部標準時間)
2001年 12月13日(木)午後11時(日本時間)



スペースシャトル・エンデバー号の宇宙飛行士たちは、米国中部標準時間12月13日午前7時17分(日本時間12月13日午後10時17分)に、先頃ガンで亡くなった元ビートルズのジョージハリソンを偲ぶ曲、「太陽がやってくる(Here Comes the Sun)」で起床しました。曲はIMAX映画、「エベレスト」のサウンドトラックです。この曲は第3次長期滞在クルー(コマンダーのフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリン)に贈られました。本日、クルーは、「ラファエロ」(多目的補給モジュール:MPLM)の中での比較的楽な作業をおこなうことになっており、いつもより1時間程長い睡眠をとりました。

本日は、エンデバー号のクルー(コマンダーのドミニク・ゴーリー、パイロットのマーク・ケリー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のダニエル・タニとリンダ・ゴドウィン)は、地球へ持ち帰る不要な装置や補給品を、ラファエロに搬入する作業に専念する予定です。ラファエロは、明日、国際宇宙ステーション(ISS)の「ユニティ」(ノード1)から取り外され、エンデバー号の貨物室に再度収納されて、地球に戻される予定です。エンデバー号は12月15日(同12月16日)にISSから分離して、12月17日午後(同12月18日早朝)にケネディ宇宙センターに帰還する予定です。

第3次長期滞在クルーは、第4次長期滞在クルー(コマンダーのユーリー・オヌフリェンコ、フライト・エンジニアのダニエル・バーシュとカール・ウォルツ)と共に、引継ぎ作業をおこないます。

カルバートソンからオヌフリエンコへの指揮権移譲のセレモニーが、12月13日午後3時9分(同12月14日午前6時9分)からおこなわれます。宇宙滞在125日目になるカルバートソンから、新任のISSコマンダーのオヌフリエンコに、ISSの指揮権が形式的に引き渡されます。公式には、12月8日(同12月9日)に、ソユーズにクルーの各メンバー専用のシートを取り付けた時点で、クルーの交替は完了しています。本日のイベントは、本年3月に第1次長期滞在クルーコマンダーのビル・シェパードが、ISSの指揮権を第2次長期滞在クルーコマンダーのユーリー・ウサチェフに引き渡した際の伝統を引き継ぐものです。

帰還に備えてラファエロへの物品の搬入を完了させるために、故障している「ズヴェズダ」(サービスモジュール)のエアコンのコンプレッサーを交換する作業は、明朝まで延期されました。この作業はラファエロをISSから取り外す前の、ハッチの閉鎖作業と並行して実施する予定です。

次のステータスレポートは本日午後6時(同12月14日午前9時)頃、あるいは何かイベントが発生したときに発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts108/STS-108-16.html
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最終更新日:2001年 12月 14日

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