飛行8日目(2)
STS-108NASAステータスレポート#15
ジョンソン宇宙センター
2001年 12月12日(水)午後 7時(米国中部標準時間)
2001年 12月13日(木)午前10時(日本時間)
エンデバー号と「ラファエロ」(多目的補給モジュール:MPLM)に搭載して地球から運ばれた3トンにおよぶ補給品の荷ほどきは、ほぼ終了しました。国際宇宙ステーション(ISS)とスペースシャトル・エンデバー号のクルーは、本日は帰還の準備としてラファエロとエンデバー号に荷物を積み込む作業にとりかかりました。
昨日までに4,600ポンド(2,070kg)を超える食料や衣服、補給品や装置などがラファエロから荷下ろしされましたが、これはラファエロの積み荷の約95%に相当します。また、エンデバー号の船室に搭載して運ばれた1,000ポンド(約450kg)の機器や実験装置の搬入も完了しています。
不要となり地球に持ち帰る装置などは、すでに予定のほぼ半分の1,800ポンド(約810kg)以上がラファエロとエンデバー号に搭載されています。この積み込み作業は米国中部標準時間12月13日(日本時間12月14日)も引き続きおこなわれます。ラファエロは地球に持ち帰るために、12月14日(同12月15日)にはISSから取り外され、エンデバー号の貨物室に収納される予定です。
さらに本日は、エンデバー号のクルー(コマンダーのドミニク・ゴーリー、パイロットのマーク・ケリー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のリンダ・ゴドウィンとダニエル・タニ)と、帰還する第3次長期滞在クルー(コマンダーのフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリン)は、第4次長期滞在クルーがトレッドミル(運動用具:ランニングマシン)の大半の部品を取り替えるのを手伝いました。第4次長期滞在クルー(コマンダーのユーリー・オヌフリェンコ、フライト・エンジニアのダニエル・バーシュとカール・ウォルツ)は、5ヶ月半におよぶISS滞在期間中、この新しいトレッドミルを、ほとんど毎日使用する予定です。この作業は順調におこなわれ、予定より数時間も早く終わりました。古いトレッドミルの部品はラファエロで持ち帰り、修理して再使用されます。本日は、エンデバー号の軌道制御ジェットを噴射してISSの高度を上昇させる、3回目で最後のリブーストを実施しました。毎回1時間にわたりエンデバー号のジェットを周期的に噴射し、ISSの軌道高度を合計約9マイル(約14.5km)上昇させました。ISSの平均高度は、現在約241マイル(387.8km)です。
12月13日(同12月14日)にクルーは、修理作業、荷造り作業、ISS内の故障しているロシアのエアコンのコンプレッサーを取り替える作業などをおこなう予定です。第4次長期滞在クルーは先週の土曜日に公式にISSを引き継ぎましたが、新旧クルー間の形式上の引継セレモニーが、12月13日午後2時4分(同12月14日午前5時4分)に予定されています。
クルーは本日午後10時19分(同12月13日午後1時19分)に就寝し、12月13日午前6時19分(同12月13日午後9時19分)に起床する予定です。次のステータスレポートは12月13日午前7時(同12月13日午後10時)頃、あるいは何かイベントが発生した時点で発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts108/STS-108-15.html
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最終更新日:2001年 12月 13日
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