飛行8日目(1)
STS-108NASAステータスレポート#14
ジョンソン宇宙センター
2001年 12月12日(水)午前 7時(米国中部標準時間)
2001年 12月12日(水)午後10時(日本時間)
本日、エンデバー号と国際宇宙ステーション(ISS)では、両宇宙機間で機材や補給品の運搬を引き続おこなうとともに、装置の修理、第4次長期滞在クルーと第3次長期滞在クルー間の引継ぎ作業などをおこないます。
エンデバー号のクルーは、オリバー・オリジン(Oliver "Ollie" O'Regin)がダニエル・タニのために歌った「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」がミッション・コントロール・ルームから流されて起床し、飛行8日目が始まりました。
米国とロシアの宇宙飛行士たちは、これまでにエンデバー号のミッドデッキと「ラファエロ」(多目的補給モジュール:MPLM)から、5,000ポンド(2,250kg)を超える補給品や物品を、ISSに搬入しています。本日は、地球に持ち帰る物品をラファエロに搭載する作業に多くの時間を割く予定です。ラファエロは地球に持ち帰るために、米国中部標準時間12月14日(日本時間12月15日)にISSの「ユニティ」(ノード1)から取り外されてエンデバー号の貨物室に収納されます。
ミッション期間が1日延長されることになり、エンデバー号のクルー(コマンダーのドミニク・ゴーリー、パイロットのマーク・ケリー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のリンダ・ゴドウィンとタニ)は、本日は第4次長期滞在クルー(コマンダーのユーリー・オヌフリェンコ、フライト・エンジニアのダニエル・バーシュとカール・ウォルツ)が実施する、トレッドミルの部品交換などの作業を手伝ったりする予定です。明日は、ズヴェズダ(サービス・モジュール)内のエアコン装置1基の故障したコンプレッサを交換することにしています。第3次長期滞在クルー(コマンダーのフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリン)は、12月17日(同12月18日)の地球への帰還の準備をおこなう傍ら、ISSの新しい住人に軌道上の家に馴染んでもらうための、一連の引継作業を続ける予定です。
エンデバー号は、12月15日(同12月16日)にISSから分離し、12月17日の午後(同12月18日の午前)にケネディ宇宙センターに着陸する予定です。
次のステータスレポートは本日午後6時(同12月13日午前9時)頃、あるいは何かイベントが発生した際に発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts108/STS-108-14.html
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最終更新日:2001年 12月 13日
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