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NASAステータスレポート

飛行6日目(1)
STS-108NASAステータスレポート#10
ジョンソン宇宙センター
2001年 12月10日(月)午前 6時30分(米国中部標準時間)
2001年 12月10日(月)午後 9時30分(日本時間)



スペースシャトル・エンデバー号のクルーは、米国中部標準時間12月10日午前6時12分(日本時間12月10日午後9時12分)に、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のリンダ・ゴドウィンのバンド、ブラス・リズム・アンド・リーズ(Brass, Rhythm and Reeds)の演奏する曲「Jumpin' at the Woodside」で起床しました。この18人編成の大きなバンドによるレコーディングの中で、ゴドウィンはテナーサックスを演奏しています。

本日はゴドウィンとダニエル・タニが実施する予定の4時間にわたる船外活動がエンデバー号の主要な作業です。ゴドウィンとタニは12月10日午前11時24分(同12月11日午前2時24分)頃にエンデバー号のエアロックから外に出て、パイロットのマーク・ケリーが操作するロボットアームにより国際宇宙ステーション(ISS)のトラスの途中まで運ばれます。コマンダーのドミニク・ゴーリーは、2人の宇宙飛行士が、手すりを伝ってエンデバー号の貨物室から80フィート(約24m)上方の位置となるP6トラス頂部の作業場所まで移動する際に指揮をとります。

この船外活動の主な目的は、太陽電池パドルが太陽を追尾する際の回転を制御する2基のベータ・ジンバル・アセンブリ機構(BGA)に、断熱カバーを取り付けることです。この断熱カバーにより、BGA内部のモータで検出されていた異常な電流の原因となった宇宙の激しい温度変化から、BGAを保護することができます。この作業が完了すると、来年早々の次のミッションで予定している船外活動に使用する工具を、船外の工具入れから取り出して船内に取り込んでおくなどの、前倒しの作業をおこなう予定です。

船外活動実施中2機の宇宙機を隔てるハッチが閉鎖されている間、第4次長期滞在クルー(コマンダーのユーリー・オヌフリェンコ、フライト・エンジニアのダニエル・バーシュとカール・ウォルツ)は、ラファエロ(多目的補給モジュール:MPLM)から、装置や補給品をISSに搬入する作業を引き続きおこなう予定です。第3次長期滞在クルー(コマンダーのフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリン)と12月8日に交替して以来、第4次長期滞在クルーだけで過ごすのはこれが初めてとなります。

次のSTS-108ステータスレポートは12月10日午後6時(同12月11日午前9時)頃、あるいは何かイベントが発生した時に発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts108/STS-108-10.html

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最終更新日:2001年 12月 11日

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