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NASAステータスレポート

飛行5日目(1)
STS-108NASAステータスレポート#8
ジョンソン宇宙センター
2001年 12月 9日(日)午前 7時(米国中部標準時間)
2001年 12月 9日(日)午後10時(日本時間)



エンデバー号のクルーは、ニューヨーク市消防局エメラルド・ソサイティのブラスバンドが演奏する国を想う曲 "It's A Grand Ole' Flag"で、米国中部標準時間12月9日午前6時14分(日本時間12月9日午後9時14分)に起床しました。国際宇宙ステーション(ISS)の第4次長期滞在クルーはその約30分後に起床しました。

本日の起床の曲は、パイロットのマーク・ケリーが9月11日のテロ事件の少し後にダニエル・ゴールディン前NASA長官と共に世界貿易センター跡地を訪れた際に、ニューヨークの消防士からプレゼントされたものです。本日は、エンデバー号とISS上の米国とロシアの宇宙飛行士たちは全員で午後4時24分(同12月10日午前7時24分)に宇宙から特別なメッセージを贈り、犠牲者とその家族や救助隊員に想いを寄せます。

コマンダーのドミニク・ゴーリー、ケリー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のリンダ・ゴドウィンとダニエル・タニ、第3次長期滞在クルー(コマンダーのフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリン)と、第4次長期滞在クルー(コマンダーのユーリー・オヌフリェンコ、フライト・エンジニアのカール・ウォルツとダニエル・バリー)全員がISSのデスティニー(米国の実験モジュール)に勢揃いして米国国旗を掲げ、テロの犠牲者の家族および生存者に対し、敬意を表すことにしています。

ダニエル・ゴールディン前NASA長官の発案による「英雄とその家族に国旗を(Flags for Heroes and Families)」というキャンペーンにより、エンデバー号には6,000枚の小さな米国の国旗や、国際貿易センターのがれきの中から見つかった国旗、国防総省から回収した米国海兵隊の旗、ペンシルベニア州政府からの米国国旗が搭載されています。またニューヨーク市消防局の大きな旗、ニューヨーク市警察の警察官バッジのレプリカ23個、とパッチ91個も搭載されています。これらはスペースシャトルとともに飛行し、帰還後に関係者に届けられる予定です。

本日は、主として、昨日ISSに取り付けられた「ラファエロ」(多目的補給モジュール)から装置や補給品数百ポンド(1ポンドは約0.45kg)の搬入作業を引き続きおこなう予定です。装置や補給品や実験装置などをエンデバー号のミッドデッキとISS間で移動する作業は、すでに完了しています。ゴドウィンとタニはまた、12月10日(同12月11日)に予定している船外活動で使用する工具の点検や準備もおこなう予定です。

次のSTS-108ステータスレポートは12月9日午後6時(同12月10日午前9時)頃に発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts108/STS-108-08.html
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最終更新日:2001年 12月10日

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