飛行4日目(2)
STS-108NASAステータスレポート#7
ジョンソン宇宙センター
2001年 12月 8日(土)午後7時30分(米国中部標準時間)
2001年 12月 9日(土)午前10時30分(日本時間)
第3次長期滞在クルー(コマンダーのフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリン)は12月8日、地球へ帰還するソユーズ宇宙船の各人専用の座席シートをエンデバー号へ移動させ、国際宇宙ステーション(ISS)での117日間に及ぶ滞在を正式に終了しました。
第4次長期滞在クルーの座席シートをソユーズ宇宙船へ移動させることにより、クルーは正式に交替したことになります。カルバートソンは他のクルーにシート交換が終了したことを報告し、第4次長期滞在クルー(コマンダーのユーリー・オヌフリェンコ、フライトエンジニアのカール・ウォルツ、ダニエル・バーシュ)は米国中部標準時間12月8日午後4時11分(日本時間12月9日午前7時11分)、正式にISSの住人となりました。滞在クルー間の引き継ぎはエンデバー号がドッキングしている間、引き続き行われます。
滞在クルーの交替が行われている間、エンデバー号パイロットのマーク・ケリーとミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のリンダ・ゴドウィンは、シャトルのロボットアームを使って、ラファエロ(多目的補給モジュール:MPLM)をエンデバー号の貨物室から持ち上げ、ISSのユニティ結合モジュールに取り付けました。ラファエロは午前11時1分(同12月9日午前2時1分)にエンデバー号の貨物室から取り出され、午前11時55分(同12月9日午前2時55分)にISSの所定の位置にしっかり取り付けられました。ラファエロのハッチが開けられ、クルーはちょうど午後7時半(同12月9日午前10時半)からカーゴモジュールへの荷物の移動を始めました。今後数日間、クルーは協力して最大3トンにおよぶ食料や補給品をラファエロからISSへと搬入します。
クルーの就寝は午後10時19分(同12月9日午後1時19分)、起床は12月9日午前6時19分(同12月9日午後9時19分)を予定しています。日曜日はラファエロからの搬出作業が主で、滞在クルー間の情報交換と、シャトルの宇宙飛行士のゴドウィンとダン・タニが12月10日に行う船外活動の準備作業も引き続き行います。エンデバー号とISSは、ミッション・コントロール・センタで懸念されるような大きなシステム上の問題もなく、非常に良い状態にあります。
次のステータスレポートは12月9日午前7時(同12月9日午後10時)頃に発行する予定です。
出典:
http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts108/STS-108-07.html
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最終更新日:2001年 12月10日
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