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NASAステータスレポート

飛行2日目(2)
STS-108NASAステータスレポート#3
ジョンソン宇宙センター
2001年 12月 6日(木)午後 6時(米国中部標準時間)
2001年 12月 7日(金)午前 9時(日本時間)



エンデバー号のクルーは、宇宙での最初の1日を、12月7日に予定している国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキング、12月8日に予定している貨物を搭載したモジュールのISSへの取り付け、12月10日に予定している船外活動といった、これから実施する主要な作業の準備をして過ごしました。

エンデバー号のコマンダーのドミニク・ゴーリーとパイロットのマーク・ケリーは本日、軌道制御エンジンを2回噴射し、ISSに向けて軌道を修正しました。さらに、ゴーリーとケリーはISSに最終接近する際に使用するランデブーシステムと航法機器を点検し、問題のないことを確認しました。その後ケリーはミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のリンダ・ゴドウィンと共にロボットアームを起動して動作を確認し、さらにテレビカメラを使って、貨物室内の「ラファエロ」(多目的補給モジュール)や実験装置の状況を調べました。12月8日にはケリーがロボットアームを使い、ラファエロをISSの結合機構に取り付けます。これでラファエロに搭載された3トンにおよぶ食料、補給品、実験機器をISSに搬入できるようになります。

ゴドウィンとミッションスペシャリストのダニエル・タニも、12月10日に予定している4時間の船外活動で着用する宇宙服の電源を入れて点検し、結果は良好でした。ゴドウィンとタニはこの船外活動でISSの太陽電池パドルの回転機構の周囲に断熱材を取り付けます。またゴドウィンは、エンデバー号のドッキング機構の電源を入れ、ISSとの接触を待ち受ける位置まで伸展させました。エンデバー号に搭乗しISSでの約6ヶ月間のミッションを始めようとしている第4次長期滞在クルーは、本日はシャトルクルーの準備を手伝ったり、優先度の低い科学実験をおこなったりしました。

エンデバー号のクルーは、ISSと結合してからの忙しい1週間を前にして、全員が本日夕刻に数時間の自由時間をもらいました。ISSとのドッキングは米国中部標準時間12月7日午後1時59分(日本時間12月8日午前4時59分)に予定されています。接近の最終段階は、エンデバー号がISSの約9マイル(約14.5km)後方に到達する12月7日午前11時44分(同12月8日午前2時44分)に、エンデバー号のエンジンを噴射して開始されます。エンデバー号がISSの下方半マイル(約800m)以内に入る12月7日午後1時(同12月8日午前4時)過ぎに、ゴーリーはエンデバー号の接近を手動に切り替えます。ゴーリーはISSの前方のドッキング機構にドッキングするために、ISSの周囲に4分の1周の円を描くようにしてエンデバー号をさらに接近させていきます。12月7日午後4時(同12月8日午前7時)頃にハッチが開かれ、両宇宙船のクルーは互いに挨拶を交わすことになります。

一方、本日ISS上では第3次長期滞在クルーコマンダーのフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、それにフライト・エンジニアのミハイル・チューリンは、この飛行中に3人だけで過ごす最後の日を荷造りをして過ごし、帰還に備えました。また宇宙での4ヶ月以上におよぶ滞在を終わろうとしているこのクルーは、先週ISSにドッキングしたロシアのプログレス補給船からの荷下ろしも引き続きおこないました。

エンデバー号のクルーは12月6日午後10時19分(同12月7日午後1時19分)に就寝し、12月7日午前6時19分(同12月7日午後9時19分)に 起床する予定です。エンデバー号は現在ISSの後方約3,500km付近を飛行中であり、地球を1周する度にISSに260マイル(約418km)接近しています。次のステータスレポートは12月7日午前7時頃に発行する予定です。


出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts108/STS-108-03.html
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最終更新日:2001年 12月 7日

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