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船外活動(EVA:Extravehicular Activity)

 UF-1フライトでは船外活動を1回、飛行6日目に実施しました。
 国際宇宙ステーション(ISS)のP6トラスの頂部には巨大な太陽電池パドルが取り付けられていますが、効率的な発電するためにはできるだけ太陽電池面を太陽の方向に向けることが必要です。太陽電池パドルの方向はジンバル機構(BGA)を回転することにより変更できますが、BGAを作動させると、モータに時々高い電流値が検出されるという不具合現象が、ここ数ヶ月発生しています。検討の結果、BGAが宇宙空間の高温と低温に晒され、熱的にひずむことにより、モータの負荷を高めていることが原因であろうと推定されました。このため、その温度変化を和らげるために、UF-1フライトの船外活動でBGA2個に断熱カバーを取り付けることになりました。

 その他、P6トラスのBGAを展開する際に使われたフォーバーリンク機構のラッチ4箇所のうちの1箇所が正常に固定できていない状態にあるので、工具でこのラッチを正常な状態に固定することを試みましたが不成功に終わりました。これによる今後のミッションへの不都合はないものとされています。

断熱カバーのBGAへの取り付け
Real Video[2min6sec] 28K 56K

最終更新日:2001年 12月 18日

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