|
||||||
8月から国際宇宙ステーション(ISS)に約4ヶ月間滞在していた第3次長期滞在クルーが第4次長期滞在クルーと交代し、エンデバー号で地球に帰還しました。第4次長期滞在クルーは約5ヶ月以上におよぶISSでの生活を始めました。 多目的補給モジュール「ラファエロ」で3トンに及ぶ機材、第4次長期滞在クルーの食料や補給品などを運び、ISSに搬入しました。 船外活動を1回実施し、P6トラス頂部の太陽電池パドル回転機構の周囲に断熱カバーを取り付けました。こうして激しい温度変化を緩和することにより、同機構内モータに検出されていた異常電流が回避されて回転機構が正常に作動できるようになり、ひいては発電能率が向上されるものと期待されています。 宇宙環境の人間への影響を研究する国際共同研究「有人研究(HRF:Human Research Facility)プロジェクト」の一環として宇宙開発事業団が開発し、2001年3月に国際宇宙ステーションに搭載した、船内中性子環境の基礎データを取得できる中性子モニタ装置(BBND)が、約8ヶ月間にわたる計測を終了し、今回のUF1フライトで回収されました。
また、軌道上作業に時間的余裕がないことから、ミッションを1日延長することが飛行7日目に決定されました。
この飛行では船外活動が1回行われました。ISSの組立ておよび修理をおこなう船外活動としては、ISSから実施したものも含め、通算31回となります。
4ヶ月以上ISSに滞在していた第3次長期滞在クルーと、今回交代した第4次長期滞在クルー、それにエンデバー号クルーの、計10名宇宙飛行士は、船内で次のような作業を行いました。
|