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ISSと「きぼう」

国際宇宙ステーションへの補給フライト 19P

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プログレス補給船(19P)は、日本時間2006年3月3日午後7時6分に国際宇宙ステーション(ISS)から分離しました。
その後、プログレス補給船(19P)とその搭載物は軌道離脱し、大気圏に再突入し、太平洋上に安全に投棄されました。

19回目の補給フライト

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射場に運ばれるソユーズロケット
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打上げ準備中のプログレス補給船(19P)

19Pフライトは、ロシアのプログレスM-54補給船を打ち上げて、国際宇宙ステーション(ISS)の「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)後方に無人でドッキングさせるミッションであり、ISSへ向かう19機目のプログレス補給船です。

プログレス補給船(19P)は、2005年9月8日にロシアのソユーズロケットにより、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。

今回のフライトでは、故障中のエレクトロン(酸素発生装置)の新しい液体ユニットを運んで、酸素生成機能を回復させる予定です。また、万が一修理できない場合にも備えて17P、18Pと同様に機体を改造して余分に酸素を搭載しています。

19Pフライトでは主に以下に示す補給品をISSに搬入する予定です。

  • 飲料水 約 300kg
  • 補給用推進剤  800kg
  • 酸素 75kg、空気 34kg
  • その他、以下に示す積荷など
    • 食料(米露の宇宙食)
    • 長期滞在クルー用の衣服、衛生用品など
    • ロシアの実験機器
    • クルーへの郵便、小包
    • 交換修理品、予備品など
      • エレクトロン(酸素発生装置)の新型液体ユニット
      • ロシアの新型固体燃料酸素発生装置(Solid Fuel Oxygen Generator: SFOG) 16個
      • NASAのノートパソコン(IBM 760XD) 2台
      • ロシアのOrlan宇宙服の消耗品(グローブ、酸素ボトル、LiOHキャニスター等)

19P打上げ計画

19P打上げ計画(2005年9月12日現在)
打上げ日時
2005年9月8日午後10時08分(日本時間)
2005年9月8日午後7時08分(バイコヌール夏時間)
2005年9月8日午後5時08分(モスクワ夏時間)
2005年9月8日午前8時08分(米国中部夏時間)
射場 カザフスタン共和国 バイコヌール宇宙基地
使用ロケット ソユーズロケット
重量 約7.25トン(うち約2.4トンが貨物・推進剤)
ドッキング日時
2005年9月10日午後11時42分(日本時間)
2005年9月10日午後6時42分(モスクワ夏時間)
2005年9月10日午前9時42分(米国中部夏時間)

プログレス補給船(19P)のドッキングに備えて、プログレス補給船(18P)は日本時間9月7日午後7時26分にISSとのドッキングを解除し、同日午後10時26分に軌道を離脱し、同日午後11時頃に大気圏に突入し、太平洋上に安全に投棄されました。

19P前後のISSの形状

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19Pフライト前のISS
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19Pフライト後のISS
最終更新日:2006年4月13日

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