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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーションステータスレポート#99-20
1999年5月 20日(木)午後2時(米国中部夏時間)
1999年5月 21日(金)午前4時(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター

 本日は国際宇宙ステーション(ISS)打ち上げ6ヶ月の記念日ですが、ヒューストンとモスクワでは今年初のISSへの訪問の準備がISSとシャトル双方について完了しています。この訪問は5月27日早朝のディスカバリー号の打上げにより開始されます。

 外部燃料タンクの雹(ひょう)による被害の修理を完了し、シャトルは修理をしていた組立棟から今朝射点に戻されて、来週木曜日、米国東部夏時間27日午前6時48分(日本時間27日午後7時48分)に予定されている打上げに向かって最後の週の作業を開始しました。今度の打上げでは、ISSに最初に滞在するクルーが使用する機材や補給物資を運ぶことになっています。

 5月27日の予定時刻に打上げられますと、ディスカバリー号はISSの一端に取付けられているユニティ・モジュールに米国東部夏時間5月29日午前0時24分(日本時間5月29日午後1時24分)にドッキングします。ドッキング解除は5日後の米国東部夏時間6月3日午後遅く(日本時間6月4日早朝)の予定です。

 ディスカバリー号到着の準備のため、ISSのヒーターの電源をオンにするコマンドを月曜日の夜から送信します。ヒーターはISSの外壁に配置されていて、シャトルがドッキングしてクルーがISSに入って荷物の運込みを開始するまでに、内部が徐々に温められるようになっています。

 一方、ディスカバリー号がゆっくりと射点に戻されているとき、地球の反対側のカザフスタンではサービス・モジュールが列車で到着し、最後の数ヶ月の準備作業が開始されようとしています。サービス・モジュールは制御モジュールのザーリャを打上げたのと同じプロトンロケットで打上げられる予定です。

 ズヴェズダ(Zvezda:「星」)という作業名で呼ばれているサービスモジュールは、バイコヌール宇宙基地の射点でザーリャのときと同じ試験施設を使用して、この秋に予定されているプロトンロケットによる打上げ前の試験を実施します。このモジュールは来年早々ソユーズロケットで到着する最初の滞在クルーの居住施設になります。

 ディスカバリー号はISSに3,600ポンド(約1,620kg)の物資を運びます。

 ISSは遠地点251マイル(約404km)、近地点237マイル(約381km)の軌道を92分で1周しています。打ち上げ以来すでに2,826周以上地球を回っています。ISSが早朝や夕暮れに頭上を通過する際は地上から肉眼で観察することができますが、ディスカバリー号がドッキングしている間はいつもより明るくなるので見易くなるでしょう。



最終更新日:1999年 5月21日

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