国際宇宙ステーションステータスレポート #99-06
1999年 2月10日(水)午後 2時(米国中部標準時間)
1999年 2月11日(木)午前 5時(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター
国際宇宙ステーション(ISS)はヒューストンとモスクワ双方のセンターから監視が行われる中、特に問題点もなく、飛行を続けています。
フライトコントローラは、ユニティモジュールのECOM(初期通信システム)を使用して、ザーリャへのコマンド機能試験を継続しています。このシステムは1998年12月のSTS-88のクルーにより取付けられたものです。
この試験は、NASAの通信衛星を利用して通常のコマンド送信機能を確認したり、ロシアの地上局からのコマンド送信ができない等の非常事態に備えて、双方のセンターの管制官のコマンド操作訓練を行うこと等を目的としています。
この試験はさらに2、3週間続ける予定です。また、ザーリャの発電装置が最良の状態で運用できるよう、今週もバッテリのサイクリング運用を行いました。
一方、ISSの回転は定期的に調整されています。この調整を行うことにより、制御用ジェットの噴射を最小限に押さえて燃料を節約すると共に、ISS全体の温度を管理することができるのです。
ISSは遠地点259マイル(414km)、近地点245マイル(392km)の軌道を92分で一周しています。
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